2017年3月をもって連載を終了させていただきました。
たくさんの方にご愛読いただきましてありがとうございました。
献立のエコ
(↑今朝、買い物の途中で、かわいい紅梅を見つけました)
先日、ISO環境審査員のための講演会に参加し、
話題の「カーボンフットプリント」の話を楽しく!?拝聴してきました〜。
カーボンフットプリント(炭素の足跡)とは、
ご存知のように製品の「原材料の栽培〜廃棄・リサイクルまで」に
排出される温室効果ガスをCO2量で表したもの。
この分野ではイギリスやフランスが進んでいるんですが、
日本でも、昨年暮れのエコプロダクツ2008でサンプルが展示され、
今年に入ってから大手小売店で試験販売まで始まっているんですよ。
わたしたちが製品を手に取りながら「CO2排出量が少ないからこっちにしよう!」なんて
レジに向かう日も近いわけです。ふむふむ。
ところでひとつ面白い話を聞きました。
栄養価がほぼ同じ献立を「和食」「洋食」「中華」で用意したときに
どれが一番CO2排出量が多いでしょう?
それは「洋食」です。
(答え 「洋食」>「中華」>「和食」 )
原材料に「肉」が多い洋食は、牛や豚の肥料となる穀物の生産や輸送なども
含まるのでCO2排出量が多いんですね。
わたしはてっきり火力の多い中華かな?と思いましたが
中華は「ちゃっ、ちゃっ、ちゃっ、」だから(爆)CO2排出量は少ないんですって。
このように献立でCO2排出量を考えるときは「原材料」と「調理」の側面で考える必要があります。
穀物菜食中心の「和食」は、原材料の面では優れていますが、
調理に意外と時間がかかる(蒸す、煮る)のがネックだそうです。
でもそれって、上手く保温調理器具なんかを使って、
調理にかかるCO2排出量を減らせばさらに◎ってことですよね〜。
ポイントが分かったから今日からちょっとやってみようっと。

平日なかなかゆとりが持てない故、休日の料理作りが何よりの楽しみ。アルコールに合う無国籍なアテや、ゆっくり淹れたコーヒーに合わせる簡単スィーツなど、スローな時間に色を添える“家庭愛情料理”をお届けします♪