2015年9月をもって連載を終了させていただきました。
たくさんの方にご愛読いただきましてありがとうございました。

カンパーニュ

  
連載8-1 カンパーニュ460-345.jpgおはようございます。

只今入院中の義父。

病院食が口に合わず、持ち込みご飯ばかり食べていましたが、
何を思ったか、急に “ 今日から病院食を食べる! ” と宣言。
そして、その宣言日の昼食は病院食には珍しい醤油ラーメンでした。

それを見た義父の第一声は
コショウねぇかな? ”。


・・・あるわけねぇよっヾ( ̄皿 ̄メ)





今回はこの連載初めてのハードパン、カンパーニュです。

凝った成形も無く豪快に焼かれ、一見簡単そうに見えるバゲットやカンパーニュ。
しかし、シンプルが故、捏ね具合・発酵の見極め、
更には気温や湿度も仕上がりに大きな影響を与えます。

私もまだまだ修行の身で大きなことは言えませんが、
コルプ型やクープナイフなど、特別な道具を要せず、
初心者の方にも作り易い方法でご紹介したいと思います。


材料<1個>
○準強力粉 200g
○全粒粉 50g
○水 160g
○塩 4g
○ドライイースト 小さじ1/12〜小さじ1(少量なほど一次発酵に時間がかかりますが、その分粉の甘みや食感などの特徴をダイレクトに味わえます)
ライ麦粉 適量

1:○をボウルに入れ、粉っぽさが無くなるようまとめる。台に出し、3分ほど軽く捏ねる(もしくはHBパンケースに入れ、7分のみ捏ね取り出す)。生地を丸め、タッパーに入れて蓋をする。温かい場所で一次発酵。
2:丸め直し、濡れ布巾をかけてベンチタイム15分。
3:手のひらで軽くガスを抜きつつ伸ばす。縦に三つ折り、横に三つ折りにし、丸める。
4:ザルにライ麦をたっぷり振り、とじ目を上にして入れる。濡れ布巾をかけ、
二次発酵。天板ごとオーブン250℃予熱開始。(オーブン可の大きめのボウルやお鍋があれば一緒に予熱。)
5:ザルをひっくり返して生地をオーブンシート上に出し、一定の深さで
クープを入れる。
(専用のクープナイフでなくとも、自分が一番使い易く切れ味のいいものであれば、ナイフでも包丁でも可。
私は100円ショップの果物ナイフを使用しています。)
連載8-2 カンパーニュ345-460.jpg

6:250℃で10分焼き、更に
230℃に下げ20分前後焼いて完成。
(スチーム機能があれば、最初の10分はスチーム有りで焼く。
ボウルやお鍋を予熱してあれば、最初の10分は被せ焼き。残りの20分は外す。)
連載8-3 カンパーニュ345-460.jpg




表面のクラストはパリッと焼け、中のクラムはもっちり。
バゲットの場合はボコボコ気泡があれば良しとされていますが、
カンパーニュの場合は大きな気泡は無く、クープに向かって気泡の流れが出来ているのが良しとされています。
連載8-4 カンパーニュ460-345.jpg




もっちりとしたカンパーニュはサンドで食すのがお勧め。
今回は表面をカリッと焼いたホットサンド(照焼チキン×牛蒡×青菜×トマト)にしてみました。
連載8-5 カンパーニュ460-341.jpg




朝起きるのが辛くなってきた今日この頃。
温かなホットサンドで、モーニングやランチはいかがでしょうか。
連載8-6 カンパーニュ460-345.jpg
いたるんるん

いたるんるん

旦那さまと愛犬ライライの3人暮らし。短大保育科卒業後、結婚。食べること&作ることが大好きで、独学でパン作りをスタートしブログ「*Eternal happiness*」はレシピブログのパンランキングで常に上位になるほど人気となっている。

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