
2011.10.21up text rumiko igaki photo syoko
〔インタビュアー(以下イ)〕
後編も引き続きよろしくお願い致します。たかシェフさんのブログにアップされるお料理が本当に何もかも美味しそうですが…お料理に興味を持たれたきっかけは?
〔たかシェフ(以下た)〕 小学生の頃、母が入院したのがきっかけです。毎日の家族4人分の食事を1か月くらい作っていました。その時の家族の反応が楽しかったんです。
〔しょうこさん(以下し)〕 たかシェフはお姉さんと妹さんがいるのですけれどね(笑)。 自然とたかシェフが作る雰囲気が漂っていたのですって。
〔イ〕 そうなんですね(笑)。きっと、美味しかったから女性陣もそのまま作って貰おう! と思ったのかもしれませんね。共働きでお忙しそうですが、家事の分担はございますか?
〔し〕 できる方がやるようにしています。が、料理はたかシェフですね。基本的には他は私が。でも、だんだん、たかシェフが担当することも多くなってきているかな。 でも、ゴミ捨てだけは、絶対にしょうこがします。旦那さんにゴミ捨てをさせると仕事でラッキーが回ってこないというので。やっぱり、たかシェフには、充実した仕事をしてほしいと思います。
〔イ〕 素晴らしいですね! ゴミ捨ては自分で…と、メモります(笑)。では、1日の生活スケジュールを教えてください。
〔し〕
たかシェフは、朝5時半に起きて、身支度、私の朝ごはんや、お弁当をちょちょいと作って6時頃に出かけます。
夜は21時頃帰宅して、ご飯の支度をして22時にご飯。お風呂は職場で仕事前と後に入る習慣になっているので職場で入ってきます。22時から0時くらいまではご飯を食べながら、なんだかんだ話をして0時に就寝です。
私は、仕事柄不規則なので生活のパターンは決まっていません。というか、いろんなパターンがあって書ききれません。たかシェフが在宅中は、ご飯を一緒に食べるようにしています。たかシェフが居ない時間に、友人とランチに行ったりしています。
〔イ〕 しょうこさんが不規則な分、たかシェフさんが料理や家事でもフォローして下さっているンですね。お互い働いていると、協力が必要ですよね。では、休日、息抜きのような、ブログ以外の楽しみなどはございますか?
〔し〕
共通の趣味はドライブや食べ歩きかな。たかシェフのお勉強のためにも。(とかこつけてますが。笑)フレンチが好きなのでフレンチが多くなってしまいますが、ジャンルを問わず、美味しいと評判になっている所は遠くても行きます。
また、同じお料理でも、作る人の個性が分かるようになりました。そんな違いも楽しいです。
北海道の洞爺湖にあるウインザーホテルには毎年1回、ご飯を食べに行くためだけに行きます。
〔イ〕 “好きなもの”でご紹介頂いたホテルですね。
〔し〕 はい。ホテルには、「ミッシェルブロス」というフレンチレストランがあるのですが、そこのお料理が好き。北海道の食材を活かしたお料理なんです。食事をするのと、北海道の自然の中で過ごすのが楽しみです。
〔イ〕 大自然と美味しい料理、最高に幸せな休日ですね♪ ところで、たかシェフさんは料理を作り始めた小さい頃から、やはり興味があったんですか?
〔た〕 ありました。「つくる」という行為はなんでも好きでした。
〔し〕 それに、たかシェフは何でもよく食べます。超一流の料理からジャンクフードまで。何でも興味を持ちます。
〔イ〕 ジャンクフードは意外ですが、本当に料理が作るのも食べるのもお好きなんですねー。
〔し〕 はい。そして、食べる量も多い! あの量を食べてよくこれくらいの太りっぷりで済んでいるなぁ〜と感心します。ジャンクフードを食べてもよく研究しています。「へぇ〜〜。ほ〜〜〜」とよく言っています。美味しくないといわれるものも、どうして美味しくないのかを追及しています。
〔イ〕 では、たかシェフさんは小さい頃はもっぱら料理を作ったりインドア系で?
〔た〕 いえ、小さい頃はとにかく外遊びばかりしていました。 モグラのように穴を掘ってトンネルのような基地を作ったり、庭を耕して野菜を作ったり…。 それから夏には小屋を建てて何日も野宿をしてみたりとか。 野宿中のご飯は枯れ木を拾い集め、焚火をして自炊です!! 材料は例の庭の野菜があったので、それを大きな鍋で煮込んで近所の子供たち皆で食べました。何で味を付けたのか覚えてはいませんが、美味しかったなぁ。
〔イ〕 すごいアウトドアですね! しかも豪快です(笑)。
しょうこさんの中でたかシェフさんの料理で一番好きなのがポトフ。最初に作ってくれた料理なんだそうです。
「食材が入った箱を抱えてきて、大きな肉の塊が出てきた時は、『これは家で使うお肉なの!?』と驚きました。それからあっという間に綺麗に野菜をむく包丁さばきと、キッチンを散らかさずに作るスマートに料理している姿が面白かったです。
ポトフは、野菜を圧力鍋に入れて“シュルシュル”っとすれば良い簡単で手間が掛からなくて美味しい料理と思っていたのですが、丁寧に丁寧にアクを取り、野菜の特徴をよく理解して順序よく加えていって。できた時の濁ってないキラキラのスープと、恰好いい野菜たちが新鮮でした。ポトフってこんな贅沢な食べ物なんだと、うっとりしました。」
たかシェフさんのポトフ、これから冬にぴったりですね。私もうっとり、ほっこりします♪
〔イ〕 では、最後に今後の夢はございますか?
〔し〕 しょうこ的には、月に1回くらいどこかのお店を借りて、レストランができたらいいなぁ〜と思います。そして多くの人と触れ合いたいです。お料理談義をしたいかな。
「プロとして働くたかシェフが突っ走るわけにはいかないと思うので、たかシェフが自分のお料理を自由に表現できる場があるといいな。」と、しょうこさんが、秘めた思いをそっと教えてくれました。お二人の愛情や美味しさや楽しさがぎゅっと詰まった空間、想像するとワクワクしますね!
次回インタビューは11月4日(金)更新予定。「タラゴンの挿し木」のタラゴンさんの登場です。どうぞお楽しみに♪
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