
2011.04.15p text :rumiko igaki photo: kiki-rin
〔インタビュアー(以下イ)〕 後編はブログ以外のお話を中心にお聞きしたいと思います。那須の生活の日記は、都会に居ながら那須の風を感じられて、いいなーと見ておりますが…那須での生活のkiki-rinさん流の楽しみを教えていただけますか?
〔kiki-rinさん(以下k)〕
那須の楽しみ方は色々ありますが、1年程前に念願だった石窯を大谷石で作りました。我が家のシンボルでもあり、美味しいものが出てくる魔法の窯でもあります♪ そんな窯でチキンやピザ、牛肉の塩釜焼き等をお庭で堪能する。それが一番の楽しみです。
また、音楽(特にR&Bやソウル系)が大好きで料理をしているときに、みんなと料理しながらお酒片手にキッチン周りで聞く…最高なひとときですね。楽しい時も、悲しい時も、思い出とともに音がありました。
〔イ〕 自然に囲まれながら石釜料理を頂けるのは、とてもうらやましいです! お子さんが3人いらして、忙しそうなイメージがありますが、ブログでは全然そんな感じが出てないですよね。普段は、どんな風に過ごされていらっしゃいますか?
〔k〕
だいたい、このような日々を過ごしています。
7:00=長男を小学校へ送り出す
9:30=次男を幼稚園へ送り出す
10:00〜11:00=ブログ更新&仕事のメールやりとりチェック
11:00〜12:00=掃除、洗濯等の家事
12:00〜13:00=三男とランチ
13:00〜15:30=仕事&三男育児
15:30=次男の幼稚園お迎え
16:00=長男の塾&ゴルフ送迎
16:00〜18:00=買い物&夕飯準備
19:00=長男お迎え
19:30=夕飯、団らん&お風呂等
21:30=子ども就寝→自分の時間(仕事の続きやまったり時間)
1:00〜2:00=就寝
1日の過ごし方を振り返ったことが無かったのですが、考えてみるとすごくハードですね(汗)。でも、三男がまだ1歳11ヶ月ですし、仕方ない事です。
昨年起業したのもあり、いまがふんばり所ですね(^^;努力はきっと…報われるはず??(汗)。
〔イ〕
1時間刻みのスケジュールで、大変ハードですね! お子さんが小さくて、手がかかるのと同時に、お仕事もされていらっしゃるんですからね…。
kiki-rinさんは、きっと小さいお子さんを持って、働いているママの励みにもなると思います。
パワフルに毎日活動しているkiki-rinさんですが、食への興味は10代の頃からあったのでしょうか?
〔k〕 正直、18歳までは料理には関心があったけれど、あくまでそれは料理ではなく実験だったかと思います(笑)。 でも、18歳から3年間アルバイトをした目黒の「菜香」という中華料理店のオーナとの出会い、料理人の友人との出会いで料理というものに真剣に興味をもち始めたと思います。 今は関西割烹「いづ政」の味が私の最後に目指す味であり死ぬまでの目標です。
〔イ〕 ブログにも「菜香」でアルバイトした日々のエピソードが綴られていますね。kiki-rinさんのお料理や発信していくものがどんどん、パワーアップしていくのが楽しみですね! では、その頃の料理にちなんだエピソードがございましたら、教えてください。
〔k〕
20歳くらいの頃です。
私の友人の料理人達が、いつも美味しい料理を作ってくれて、良く一緒にお酒を飲んだりしていました。
ある時に、クリーム系の美味しい料理が出されて、あまりの美味しさに感動してレシピを聞いたんです。私が『どうして生クリームがこんなにさらさらとして美味しくできるの?』と質問しました。
友人達はニヤニヤしながら『それは、「さらさら粉」っていうのがあるんだよ! スーパーで売ってるよ!』
と、教えてもらい翌日、スーパーに行って探してました。
いつまでたっても見つからないので友達に電話したら…。
『えええ! 本当に探しにいったの? あれ冗談だよ〜』と(汗)。
その後はみんな大爆笑…15年経った今でもそのネタは酒の肴になっています(笑)。
当時の私…純粋だったんだな〜って…(過去形?w)思います。
〔イ〕
さらさら粉があったら見てみたいですねー(笑)。
でも、確かに20歳くらいでしたら信じちゃいそうです。
友達のユニークな発想もナイスですね!
では、kiki-rinさんが生活の中で大切にされていることを教えてください。
〔k〕 はい。「家族」と「時間」です。 どんなに遅くとも家族全員で食事をします。効率が悪かろうと絶対です。 やっぱり食事をしながらのコミュニケーションはどんな事よりも大事だと思っています。 そしてそんな大事な時間を作る為にも、時間の使い方はとっても大事だと思っています。
〔イ〕 確かに、そうですね。家族と食事を共にする時間は、かけがえのない“思い出”という財産になりますし、1日の出来事や料理について話をしたり、ホッと安らぐひと時ですよね。 何だか私、急に実家に帰りたくなりました(笑)。 何よりも大切にしている事のために時間をやりくりし、忙しくても予定をこなすkiki-rinさんのお気持ちが分かる気がいたしました。
〔k〕 そういえば、“家族”の話でもうひとつ。現在一緒に生活している雑種犬の“ハチ”と“ナナ”もブログ友達から、ブログでボランティア活動されている方を紹介して頂いて、我が家の家族になったんですよ。その時に、ブログのネットワーク力ってすごいなと感じました。
前編でもお話していたとおり、ブログを1年ほどやめていた時期があったkiki-rinさん。 ブログをやめていた時は、PCすら見ていなかったそうですが、 「ブログ、また書いて下さい、どうされていますか?」とコメント頂いていたのを後から知った際は本当に胸が熱くなったそうです。 ブログは、お互いが会いましょうと言わない限り、顔も知らない方々との交流ですが そこにはちゃんとハートも存在する温かい世界だと感じます。
〔イ〕 では、最後に今後の夢をお聞かせください。
〔k〕 料理家として活躍していくことはもちろんの夢なのですが、食を通していろんな活動を興しイベント等を発信してFoodist(食を愛する人々)を増やしていけるといいな〜と思います。
〔イ〕 食を愛する人々、いいですね! これからも、食を通して色んなパワーを発信してください! 楽しみにしています。
ブログが自分の好きなことを振り返るきっかけとなり、そこから夢を描き、ひとつひとつ実現したkiki-rinさん。夢が詰まったブログが今後、どんな風に変わっていくか楽しみですね!
次回インタビューは5月6日「おひとりさまの食卓」、まさきちさんの登場です。どうぞお楽しみに♪
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