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レシビブログインタビュー:recipe & life「おいしい暮らし」前・後編  毎月二回更新
第29回目 The Last Order Higucciniさん 後編
The Last Order Higucciniさん

2010.06.18up text rumiko igaki photo Higuccini


〔インタビュアー(以下イ)〕 
さっそくですが、休日の過ごし方を教えてください。
休日のお料理はHigucciniさんが担当でいらっしゃるんでしょうか?


〔Higucciniさん(以下H)〕 
はい。朝、昼、晩と全部作っています。


〔イ〕  凄い! ブログをやり始めた時からですか? 


〔H〕  その前からです。以前から、朝からパンを仕込んで焼いたりしていました。


〔イ〕  お休みの日に旦那さんが朝からパンを焼いてくれるなんて・・・感動しちゃいますね。 お休みの日はどんな風に過ごしていらっしゃいますか?



〔H〕  朝は6時くらいに起きます。朝食の準備をして、午前中に開店と同時にスーパーへ行きます。帰ってから、パスタなどの昼食を作ります。
最近、休日のランチにはまっているのが、ノンアルコールビールです。ノンアルコールでも、充分おいしくて、アルコールが入ってないから午後も眠くならないし、何処かへ出掛けられます。車に乗っても大丈夫だし、おススメですよ。
そんな風に、ビールを飲みながらランチして、昼過ぎくらいに、作った料理をブログにアップしたりします。夕飯の準備は午後の時間を使って、少し凝った料理をゆっくり考えて準備します。


〔奥様〕  休みの日は、常に料理を作っていますね(笑)。


〔H〕  午後は、再び食材を探しに行ったり本屋さんで雑誌を見たり。古本屋も掘り出しものの料理本があったりして、嬉しい発見があるので行きます。 あと、料理のネタ探しのついでに、店舗物件などを物色しています。立地や交通の便、人の流れなども考慮したりして、どんなお店なら繁盛するか想像してみたり。週末の土、日はほとんどこの流れで二日間料理を作り続けています。
いちおう栄養バランスも考えて作るようにしているんですよ。なるべく野菜中心で、肉や魚、パンやパスタやお米などを交互にし、偏りがないように 。たまに、自分ではなかなか作れないもの・・・焼き肉や寿司なんかは外に食べに行ったりしていますね。焼肉もお寿司も自宅で本格的なものを作るのは大変ですから。


〔イ〕  お休みの日は、イタリアンレストランなどへ食べ歩きは?


〔H〕  ほとんど行ってないけど、チェックはしています。イタリアンのお店の前を見つつ、入らず、こういうメニューなんだってメモをして帰ったり。
お店のWebサイトや口コミサイトなどもチェックしたりして、勉強させていただいてます。



〔イ〕  Higucciniさんの食への追求は、いつ頃からだったんでしょう? 
小さい頃はどんなお子さんでしたか?


〔H〕  子どもの頃は、母の手伝いを良くする子どもでした。まわりからは静かだねえ、と言われていました。今、しゃべってますけど(笑)人見知りです。


〔イ〕  お手伝いを率先してやるなんて、いい子ですね!


〔H〕  かもしれないです(笑)。料理の手伝いは特にしていましたね。


〔イ〕  カレー作るよって言われたらニンジンの皮を剥いたり?


〔H〕  カレーは食べるのも作るのも大好きでした。包丁を使う下準備的なことはあまりしませんでしたが、鍋をグツグツ煮込む工程が楽しかったです。


〔イ〕  凄いですね。その頃からもう料理を作っていたんですね。


〔H〕  食に対するこだわりはあったかもしれません。小学4年生から6年生まで陶芸をやっていて、器とかも大好きでしたね。料理だけではなく、そのうちお皿も自分で作りたいですね。


〔イ〕  これだけ好きだったら、将来は料理人になろうとは思わなかったんですか?


〔H〕  将来は料理人になろうというよりは、絵とかデザインの方でやっていこうと思っていました。陶芸の先生が絵もやっていて、美術系の大学に薦めて下さって。
大学に入ると、なにかとハングリーだったので、弁当を作って持って行っていましたね。とっても簡単な弁当で、白いご飯と卵焼き、ソーセージ、トマト、とか、焼きそばを入れて。器用なものでフライパン1個で済ませられるようにしていましたね。


〔イ〕  まさに、時短料理ですね!


〔H〕  毎日時間のない中で作るので、手間やコストをよく考えましたね。
高校の頃は山岳部で、山でも料理もしていました。コンパクトなバーナーを使って、手早くインスタントラーメン。しかも取れたての山菜などを入れて少しリッチに!


〔イ〕  山で食べるインスタントラーメンは、何故か凄く美味しいですよね! 山菜も、山ならではの具ですね。インドアからアウトドアまで趣味の範囲が広いですね。


〔H〕  八ヶ岳は良く登っていました。八ヶ岳の牧場の牛乳は美味しいですよ。野菜などもとっても美味しいです。いつか、八ヶ岳山麓の近辺でお店を作りたいなって思いますね。鹿や猪とかウサギなどジビエ料理なども魅力的な食材ですよね。いつかチャレンジしてみたいと思います。


〔イ〕  料理はもちろん、Higucciniさんと一緒に居ると色々と、楽しい世界へ連れて行ってくれそうな・・・。
では、料理以外で趣味ってございますか?


〔H〕  登山もそうですが、歩いて街を散策するのも好きです。

〔イ〕  おススメのお散歩コースはありますか?


〔H〕  インテリアショップが並ぶ目黒通りは好きですね。エスニックやミッドセンチュリーなど様々なジャンルのインテリアショップがあり、中でもアンティークなものが好みです。それから雑貨やスイーツなどのショップが揃う駒澤公園や自由が丘などもオススメです。


休日は、「朝から料理をして、いろいろ行動し、時間を大切にしたい。」と語るHigucciniさん。
「最近は、空が明るくなる朝5時から一日たっぷり楽しむようにしています。若いと、どうしても不健康な生活をしがちじゃないですか。休みの日は朝10時過ぎまで寝ていたり、夜もお酒を深夜まで飲んだり。そういうのはあまりしないようにしています。」
休日はHigucciniさんにとって料理を作る自分だけの時間であり、リフレッシュする時間。休みの日を充実させて楽しみたい、その思いが翌週への活力になっている気がします。そんなHigucciniさんにとって、今後の夢は?


〔H〕  田舎の落ち着いたところで過ごしたいなって思いますね。お店などのアイデアもありますし、農業や酪農なんかにも興味はあります。
料理に関係するテーマのでいろいろとクリエイティブなことがしたいですね。それと・・・冒険がしたいです。イタリア行ったり、色んな国に行ったり。


〔イ〕  いいですね、冒険って言葉!


〔H〕  冒険することで、発見や成長があると思います。スーパーマーケットも、いつも行っているところだと冒険や発見はほとんど無いし。そういった意味では外にどんどん出て新しいものを見つける旅に出たいですね。
日本でも行ってないところが多いから、各地の農園や漁港などに行きたいですね。八ヶ岳の中央農業実践大学校の直売所などは、美味しい野菜や牛乳などがあり、今でもお気に入りですが、昨年に茨城県の那珂湊という大洗の市場に行ったら、たくさんの魚貝の食材があってとっても楽しかったですし。
そんな風に全国各地、さらに海外まで食材を選びにでかけ、料理を作ることできたらいいですね。冒険を忘れずに自分の手で積み重ねていきたいです。



今回のインタビューはHigucciniさんのお宅にお邪魔したのですが、ピカピカに磨かれたキッチンは、ひとつひとつ選び抜いて集めた鍋や調理道具が並び、一枚板の大きなテーブルや家具と、こだわりやセンスが光るイタリアンレストランの厨房のような雰囲気でした。それはブログから醸し出されている空気感そのままでもありました。道具や食材にこだわる、こだわることは愛着を持ち、料理で敬意を表すこと。そんな気持ちが伝わってくるインタビューでした。

次回は7月2日アップ予定。「ぱにぽぽ Sucre-en-Rose♪」、 ぱにぽぽさんのご登場です。どうぞお楽しみに♪


Higucciniさんのおススメレシピ Pizza al Taglio ピッツァ・アル・タッリョ
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