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寒い夜は熱燗で♪お酒のうまみを引き出すお燗のコツ

寒い夜は熱燗で♪お酒のうまみを引き出すお燗のコツ
寒い夜、おうちに帰って熱燗でホッと一息。冷えきった身体に温かい日本酒がじんわりしみわたる……お酒好きにはうれしい瞬間ですね。おいしい日本酒をもっとおいしく楽しむために、お燗のコツをまとめました。熱燗にぴったりなおつまみもご紹介します。
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2015/02/11
2021/10/07
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熱燗って?常温って?日本酒と温度の関係

お燗をつけて温めたり、冷やしたり、もちろん常温でも!いろいろな飲み方で楽しめるのが日本酒のいいところ。
常温で飲むとそのお酒のありのままの香りや味わいが楽しめ、お燗をつけるとまるいふくらみと旨みが現れます。
同じ日本酒でも温度によって驚くほど印象が変わることも!
刺身を食べるときには常温で、天ぷらを食べるときには熱燗で、というふうに食事やおつまみに合わせて温度を変えてみるのもおすすめですよ。

お燗の種類

「熱燗」「ぬる燗」などよく聞きますが、お燗にはどのような種類があるのでしょうか。温度と目安をまとめました。

飛び切り燗(55°以上)持てないほどではないが、徳利をもった直後に熱いと感じる
熱燗(50°前後)熱く感じる。徳利から湯気が見える。
上燗(45°前後)徳利を数秒間持つとやや温かい。注ぐと湯気が立つ。
ぬる燗(40°前後)体温と同じくらいの感じ。熱いとは思わない程度。
人肌燗(35°前後)体温より少し低い。「ぬるいな」と感じる程度。
日向燗(30°前後)体温よりは低い印象。温度が高いとも低いとも感じない。

お燗にするとおいしい日本酒とは?

基本的にはどのタイプの日本酒もお燗にできます。吟醸酒はお燗に向かないという人もいますが、お燗にするとおいしい吟醸酒もあるんです。
一般的には米の旨味が生き、しっかりした味わいで酸味豊かなタイプ(生もと系酒母仕込みの純米酒、本醸造酒など)、淡麗な酒質のキリッと締まった辛口タイプ(辛口の本醸造酒、普通酒など)がお燗に向いているとされています。
でも、お酒の好みは人それぞれ。さまざまな日本酒をいろんな温度で飲んで、自分の好みを見つけてみてはいかがでしょう。

おすすめのお燗のつけかた

おいしいお燗をつけるには、ゆっくりと湯煎で温めるのがおすすめです。お鍋かボウルに80℃くらいのお湯をたっぷり張り、徳利を首までつけてじっくり温めます。つける時間の目安は2分~3分くらい。好みの温度に温まったら引き上げてください。まろやかでおいしいお燗になります。
水は100℃で蒸発しますが、アルコールは約80℃で蒸発がはじまります。このため、急激に加熱するとツンとアルコール臭く、辛いだけのお酒になってしまいます。ヤカンなどに直接日本酒を入れる直火燗はおすすめできません。
電子レンジは手軽ですが、急激に熱くなりやすく徳利のくびれの部分に電磁波が集中し温度ムラが起こりやすいという問題があります。徳利でなくお椀のような形状の容器を使うなど工夫が必要です。

熱燗で悪酔いナシ!

お燗をつけたお酒は吸収が早いので、比較的早めに酔いを感じることができ、飲みすぎと悪酔いを防ぐことができます。
また、温かさで胃が活性化されるので胃のむかつきや二日酔い防止の効果も。身体に負担をかけないやさしい飲みかたですね。胃が活性化されると料理もおいしく感じます。これもうれしいポイント♪

バジル味噌でおしゃれに♪

熱燗に合う、おすすめのおつまみをご紹介します。

さわやかなバジル風味の味噌で、いつもの里芋がよそ行き顔に♪味噌の風味が熱燗にピッタリ!

↓レシピはこちら
http://www.recipe-blog.jp/profile/9984/recipe/10485

濃厚な旨味がベストマッチ!

厚揚げにハチミツみそ、ねぎ、唐辛子、チーズをのせてこんがり焼きます。チーズと日本酒の相性も◎

↓レシピはこちら
http://www.recipe-blog.jp/profile/10989/blog/12801848

簡単でしみじみウマイ!

鯛の切り身にお酒とうすくち醤油をふりかけて10分間蒸すだけ!最高に熱燗に合います。

↓レシピはこちら
http://www.recipe-blog.jp/profile/53698/blog/13171386

ふっくらした旨みの熱燗とおいしいおつまみがあれば、寒い夜でもご機嫌で過ごせそうですね♪いろいろな温度で飲み比べてみて、自分の好みにぴったり合うお酒を見つけてくださいね。

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