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レシビブログインタビュー:recipe & life「おいしい暮らし」前・後編  毎月二回更新
第47回目 ビストロパパ 〜パパ料理のススメ〜 ビストロパパさん 後編
ビストロパパ 〜パパ料理のススメ〜 ビストロパパさん  へ

2011.12.16up text rumiko igaki photo bistropapa



〔インタビュアー(以下イ)〕  前編ではブログやお仕事の話を中心にお聞きしたので、後編はプライベートなお話も知りたいです。今、料理はどのくらいの頻度で作っていらっしゃるんですか?


〔ビストロパパさん(以下ビ)〕  毎朝、朝ごはんは作っています。 9ヶ月くらい前から玄米を食べるようになりました。 家族の健康のためにもありますけど、ちゃんと土鍋で炊いて食べてみたら白米より美味しかったんです。玄米は美食として食べることに気が付いたんです。 玄米菜食の仕事仲間と知り合って、ちゃんと勉強したんですが・・・。 玄米をはじめたら痩せましたね。家でだいぶ肉も取らなくなったのもありますが。


〔イ〕  健康に良くて、痩せたなんて一石二鳥ですね!


〔ビ〕  家に今、玄米は90kgくらいストックしてあります。 朝は、家族の朝ごはんを作って、次女の幼稚園のお弁当を作りバスを見送って、それから仕事です。


〔イ〕  夜ごはんは奥様とどちらが?


〔ビ〕  平日の予定が無い時は僕が毎晩作っていますね。土日は地方出張で難しい時もありますが、朝ごはんは100%作っています。好きなんですね。家に居る限り、僕が作りたいです。料理が趣味で、家事で、仕事なんです。1回料理をすることで趣味と家事と仕事がこなせるという。


〔イ〕  すべてが満たされてしまう、凄いですね。料理以外の趣味は?


〔ビ〕  読書です。北方謙三の「楊令伝」を読んでいて、この前は「水滸伝」を読んでいました。


〔イ〕  すみません、私は読んだことが無いのですけど、どんなところがぐっとくるツボなんでしょう?


〔ビ〕  中国を舞台にした長編の歴史小説なんですが、自分たちの私利私欲ではなく志で国を作るために戦う、というところに惹かれます。たとえば、日本の戦国時代の場合、豊臣と徳川はお互いの家のために、戦っているけれど北方謙三の「水滸伝」は志で戦うんです。1ページに1回は「志」という文字が出てくるんですよ。面倒くさいでしょ(笑)。男って。そういうのをはいはい、って聞いてあげるんです。


〔イ〕  男のロマンってやつですねー。運動はされていらっしゃいます?


〔ビ〕  運動は独自のスクワットを・・・。 (と言って実際にやってみてくださいました) 汽車ポッポみたいに、ぐりっぐりっと肩を後ろにまわしながらスクワットをすると肩こりがなくなるんです。健康法ですよね。みなさんぜひ、やってみてください! (しばらくインタビュアーも一緒にぐりぐり体操♪)



〔イ〕  夜は何時頃寝ていますか?


〔ビ〕  1時とか2時ですかね。朝は6時か6時半に起きます。


〔イ〕  イベントや講演で忙しく活動されていらっしゃいますが、ビストロパパさんの料理教室は、男性が申し込みされるんですか?


〔ビ〕  パパ料理の教室はほぼママからの申し込みです。ママが勝手に申し込む。 パパは料理の勉強をするついでに子どもも一緒に連れて行って、ママはその間の時間自由になれる。教室では、「料理は、スーパーでの買出しから調理、ゴミの分別、ゴミ捨てまでですよ。ママはこれを毎日やっているから、今日は、家に帰ったらありがとうのひと言でも言ってください。」とパパ達に言っています(笑)。
定員が10組くらいに70組ほど集まったりする時もあって、人気です。

この講習で、僕が伝えたいのは料理のテクニックとかではなく、家族にごはんを食べさせたいという気持ち、思いやりが大切ということです。美味しい料理を作る先人達を真似して、はじめてオリジナルができる。レシピ通り徹底してみなさいって言っているんです。 おっさんがおっさんに習いに行って、おっさんだらけでどんな集まりなんだって感じですが・・・(笑)。
名刺交換以外のシチュエーションで、おっさんがおっさんに話しかけるのはなかなか無いですから、パパも交流が出来る意味でも貴重な場ですよね。


「僕は次女が生まれる前からブログを始め、ブログとレシピは彼女が生まれた時から毎日載っています。子どもたちが大きくなってブログを遡って『お父さんあの時のオムライス美味しかったよ。』とか、彼女たちがブログにコメントを送ってくれるのが夢です。」
と語るビストロパパさん。
ブログは、家族の思い出も味もそのまま残って、後世にも伝える大切なものなんですね。 ブログがきっかけで起業し、その過程で自分の生き方や志が強く定まったそうですが、そんなビストロパパさんが日常の中で大切にしていることは?

「“役割分担”ではなく、“役割判断”をすることです。 自分がやった方がいいにも関わらず、目の前にあるやらなきゃいけないことをしないと判断能力が落ちます。 たとえば道を歩いていて、ゴミをその瞬間拾わないともう後戻りも出来ない。 だから、気が付いた自分がやれば、仕事も家事もうまく循環していきます。大きな枠で言うと、目の前で困っている人が居たら助ける、それが世の中のためになっていくんだという、役割判断が出来ると世の中がもっと良くなると思う。何でうちの旦那はやってくれないんだろう、とかなくなると思うんです。」


〔イ〕  奥様はビストロパパさんに、日ごろ何ておっしゃっていますか?


〔ビ〕  今のは僕の話なんです。前は、自分勝手で思いやりの無い男だったんです。作った後、お皿洗わないよね、でも男の料理だからしょうがないよね、からパパ料理へ。だから、妻は「パパは変わった。」って言いますね。


〔イ〕  いつ頃から変わられたんでしょうか?


〔ビ〕  実名でパパ料理研究家と活動し始めた頃からでしょうか。ひとつの転機でしたね。これからは、「お父さんの家庭料理、おやじの味を文化にする」のがパパ料理研究家としての目的であり目標です!


新しいライフスタイルを創造してママもパパもハッピーな料理をこれからもどんどん広めてご活躍されることでしょう。
次回インタビューは来年1月6日(金)アップ予定。「Mikageマダムの夕食レシピ2007〜」のMikageマダムさんの登場です。
来年もどうぞよろしく〜♪



ビストロパパさんのおススメレシピ  料理を始めるパパに作ってほしい「豆乳ラーメン鍋」
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