2017年7月をもって連載を終了させていただきました。
たくさんの方にご愛読いただきましてありがとうございました。
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冬至に♪かぼちゃと小豆のぽかぽかスープ
2014-12-18 23:49 公開
今年の冬至は日曜日の22日ですね。
今年は19年に一度という朔旦冬至!
新月と冬至の日が重なるので、
月の復活と太陽の復活が重なるということで、とってもおめでたいと
昔から言われている特別な冬至です。
冬至を過ぎるとまた日が長くなり、太陽の力も強くなることから
一陽来復で運気が上昇し始める日、
新しいことを始めるにもいい日でもありますね。
そんな冬至の日には、伝統的に食べるといいものがいくつかあります。
運を呼び込むということで、「ん」がつくもの、
レンコン、にんじん、だいこん、ぎんなん、キンカンなど。
薬膳的にも、気を補ったり、冬に養生したい腎を強くしたり、
咳や喉の痛みによかったりと、ちょうどこの時期に食べるとよい食材です。
そして南瓜!
(なんきん)とも呼ぶので「ん」が付く上に、
陽を表す南がついているという語呂合わせでもあるそうです。
昔から食べられている冬至粥はかぼちゃと小豆の入ったお粥で、
無病息災を祈って食べられてきました。

南瓜は薬膳では温性で補気、体を温めて胃腸を整え、粘膜を強くするので
風邪予防によい野菜です。
そして小豆は赤が邪気を払い、いい運気を呼び込む縁起物ですが、
薬膳的には水のめぐりをよくしてむくみの解消、胃腸を整えデトックスにもなる食材です。
そんな伝統的な組み合わせで
ちょっとスパイシーでミルキーなスープはいかが?

◎冬至のかぼちゃと小豆のぽかぽかスープ
<材料>(3〜4人分)
かぼちゃ:300g
玉ねぎ:150g
生姜:1/2片
無糖茹で小豆:150g
昆布水:1/2カップ
豆乳:1カップ
塩:少々
クミンパウダー又はカレー粉:少々
ココナッツオイル:小さじ1
①かぼちゃと玉ねぎは1cm角に切る。
生姜はすりおろす。
②鍋に玉ねぎとココナッツオイル、塩ひとつまみを入れてざっと混ぜ、
蓋をして弱火にかけて蒸し炒めにする。
③1〜2分して玉ねぎが透き通ってきたらかぼちゃを加え、昆布水も加えて
かぼちゃが柔らかくなるまで煮る。
④小豆も加えて2〜3分煮たら豆乳とクミンパウダーも加える。
塩で味を整える。
*昆布水はだし昆布を水につけて一晩冷蔵庫において出汁をだしたものです。
代わりに昆布茶、野菜ブイヨンの顆粒などを水に溶かしたものでも。
体を温めるかぼちゃに生姜、潤い効果の豆乳での粘膜も強くなって風邪予防にも!
かぼちゃと小豆のスープで、この冬の無病息災を願ってぜひどうぞ!
<本日の薬膳食材>
南瓜(かぼちゃ、なんきん)
味:甘
性質:温
帰経:脾・胃
作用:補気・化痰・疲労回復・粘膜強化
小豆(あずき、紅豆)
味:甘・酸
性質:平
帰経:心・小腸
作用:利水・解毒・清熱・むくみ解消・肌荒れ
豆乳(とうにゅう)
味:甘
性質:平
帰経:肺・脾・大腸
作用:止咳・化痰・生津・喉や肺の乾燥に、貧血、低血圧などの改善
今年は19年に一度という朔旦冬至!
新月と冬至の日が重なるので、
月の復活と太陽の復活が重なるということで、とってもおめでたいと
昔から言われている特別な冬至です。
冬至を過ぎるとまた日が長くなり、太陽の力も強くなることから
一陽来復で運気が上昇し始める日、
新しいことを始めるにもいい日でもありますね。
そんな冬至の日には、伝統的に食べるといいものがいくつかあります。
運を呼び込むということで、「ん」がつくもの、
レンコン、にんじん、だいこん、ぎんなん、キンカンなど。
薬膳的にも、気を補ったり、冬に養生したい腎を強くしたり、
咳や喉の痛みによかったりと、ちょうどこの時期に食べるとよい食材です。
そして南瓜!
(なんきん)とも呼ぶので「ん」が付く上に、
陽を表す南がついているという語呂合わせでもあるそうです。
昔から食べられている冬至粥はかぼちゃと小豆の入ったお粥で、
無病息災を祈って食べられてきました。

南瓜は薬膳では温性で補気、体を温めて胃腸を整え、粘膜を強くするので
風邪予防によい野菜です。
そして小豆は赤が邪気を払い、いい運気を呼び込む縁起物ですが、
薬膳的には水のめぐりをよくしてむくみの解消、胃腸を整えデトックスにもなる食材です。
そんな伝統的な組み合わせで
ちょっとスパイシーでミルキーなスープはいかが?

◎冬至のかぼちゃと小豆のぽかぽかスープ
<材料>(3〜4人分)
かぼちゃ:300g
玉ねぎ:150g
生姜:1/2片
無糖茹で小豆:150g
昆布水:1/2カップ
豆乳:1カップ
塩:少々
クミンパウダー又はカレー粉:少々
ココナッツオイル:小さじ1
①かぼちゃと玉ねぎは1cm角に切る。
生姜はすりおろす。
②鍋に玉ねぎとココナッツオイル、塩ひとつまみを入れてざっと混ぜ、
蓋をして弱火にかけて蒸し炒めにする。
③1〜2分して玉ねぎが透き通ってきたらかぼちゃを加え、昆布水も加えて
かぼちゃが柔らかくなるまで煮る。
④小豆も加えて2〜3分煮たら豆乳とクミンパウダーも加える。
塩で味を整える。
*昆布水はだし昆布を水につけて一晩冷蔵庫において出汁をだしたものです。
代わりに昆布茶、野菜ブイヨンの顆粒などを水に溶かしたものでも。
体を温めるかぼちゃに生姜、潤い効果の豆乳での粘膜も強くなって風邪予防にも!
かぼちゃと小豆のスープで、この冬の無病息災を願ってぜひどうぞ!
<本日の薬膳食材>
南瓜(かぼちゃ、なんきん)
味:甘
性質:温
帰経:脾・胃
作用:補気・化痰・疲労回復・粘膜強化
小豆(あずき、紅豆)
味:甘・酸
性質:平
帰経:心・小腸
作用:利水・解毒・清熱・むくみ解消・肌荒れ
豆乳(とうにゅう)
味:甘
性質:平
帰経:肺・脾・大腸
作用:止咳・化痰・生津・喉や肺の乾燥に、貧血、低血圧などの改善

中国政府認定資格である国際中医薬膳師の資格をもつ。身近な食材でおうちで簡単にできる薬膳をモットーに、中医学の理論に基づいてパーソナルな体質に合わせた料理や献立の提案が得意。定期的に料理教室「La Table de Eri」を開催。
ブログ「SAI dining」も好評執筆中。