Ärtsoppa/ 黄えんどう豆のスープby ルッセカットさん
【料理紹介】
スウェーデンでは木曜日によくスープを食べます。私の通っていた学校の学食もほぼ毎木曜日スープでした。とろりとした野菜のスープやサイコロ型のサーモンの入ったスープなど。その代表格がこの黄えんどう豆(gula ärter)のスープ。豚肉(塩漬け豚肉)を入れることもあります。中世の時代に金曜日が断食日であったのでそれに備えてしっかりとした食事をとったことが由来と言われています。えんどう豆と塩漬け豚肉はスウェーデンに古くからあり、伝統料理の基本的な食材。豚肉を入れるレシピと入れないレシピがありますが、ここでは黄えんどう豆の味を味わうために豚肉を入れずに、ブイヨンもベジタブルブイヨンを使うレシピを選びました。使うハーブの種類はあまり多くないスウェーデン料理ですが、このärtsoppaにはタイムとマジョラムを使うレシピが多いです。
そして、このärtsoppaの食後のデザートはpannkaka med sylt(パンケーキとジャム)が定番です。
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【人数】:4人分
【調理時間】:1時間以上
【材料】 |
黄えんどう豆(乾燥) |
3 dl (250g) --- 軽く水洗いしたあと一晩水に浸しておく (6時間程度) |
水 |
7.5 dl |
塩 |
小さじ 1/2 |
玉ねぎ |
1個 --- 皮をむいてくし切り |
タイム(乾燥) |
小さじ 1/2 |
マジョラム(乾燥) |
小さじ 1/2 |
ベジタブルブイヨン |
1個 |
マスタード |
いただく際にお好みで |
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【作り方】
- 浸しておいた豆を塩を入れて水から煮る (水は一晩浸しておいた水でも新しく替えても良い)
- 沸騰したらアクをとり火を弱め、玉ねぎを入れてふたをしてある程度柔らかくなるまで弱火で15分程煮る
- ハーブとベジタブルブイヨンを入れて柔らかくなるまで10分程 煮る(必要であれば塩で味を整える)
- お好みでマスタードを添えて頂きます
【ワンポイントアドバイス】
* 黄えんどう豆は丸い豆のままではなく、豆の皮をむいて二つ割にした「イエロースプリットピース」というものが手に入りやすいのでそちらを使うと良いでしょう。浸水時間はメーカーによって違いがありますので、パッケージの記載に従って下さい。