チェルシー・バンズ【Chelsea Buns】by りこりすさん
【料理紹介】
スパイスとドライフツーツが効いた、お茶菓子用のパン。
できたてが一番おいしいと思うので、冷めたら、アルミホイルなどでくるんで、オーブントースターで温めてどうぞ。
チェルシー・バンズはその名の通り、
18世紀、ロンドンのチェルシー、Grosvenor Rowにあった店、チェルシー・バンズ・ハウスの名物。
ジョージ2世、3世、4世とこのパンを楽しんだようです。
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【人数】:5人以上分
【調理時間】:1時間以上
【材料】 |
強力粉 |
225g |
インスタント・ドライイースト |
大さじ1/4 |
塩 |
小さじ1/2 |
三温糖 |
大さじ1 |
バター |
25g |
卵 |
1個 |
牛乳 |
100ml |
ハチミツ |
適量 |
*バター |
40g |
*三温糖 |
40g |
*ドライフルーツ(レーズン、サルタナ、カランツ、ミックルピールなど合わせて) |
75g |
*シナモン |
小さじ1/4 |
*ナツメグ |
小さじ1/4 |
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【作り方】
- 大きいボウルにバターを塗っておく。
*のフィリング用のバターを室温においておく。
- 強力粉と塩を合わせてふるう。インスタント・ドライイーストと三温糖を混ぜる。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。卵をときほぐす。牛乳は人肌程度に温める。
- フードプロセッサーに1の粉類とバターを入れ、そぼろ状になるまで回す。
※フードプロセッサーが小さい場合は、適度な量の粉類とバターを回し、その後でフードプロセッサーに入らなかった粉類と合わせる。
- 2をボウルにあけ、1のインスタント・ドライイーストと三温糖を合わせたものを加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
くぼみに1のときほぐした卵、温めた牛乳を入れる。
- 生地をこねる。最初はべたべたするが、だんだんまとまってくる。
※このとき、生地が乾き気味であれば、人肌程度に温めた牛乳を少し(大さじ2)加える。
- 生地がボウルにくっつかなくなったら、作業台に強力粉をふるい、そこに取り出す。
弾力が出てきて、なめらかになるまで、5〜10分こねる。
- 指で押してしっかり戻るようになったら、バターを塗っておいたボウルに移し、軽くラップをして、暖かい場所で約1時間、生地が約2.5倍になるまで発酵させる。
- ケーキ型にバターを塗る。
- *のシナモンとナツメグを合わせる。
- 作業台に小麦粉をふるい、そこに7の生地を取り出し、ひとこね(ガス抜き)する。
- めん棒で25×30cm程度(A4よりやや大きめ)の長方形にのばす。
- 1の室温でやわらかくしたバターを広げ、*の三温糖と9のスパイス(シナモンとナツメグ)を広げる。
巻き終わりを少し残し、*のドライフルーツを一面に散らす。
- 生地を巻く。
※巻き終わりを下にすると、後の作業がやりやすい。
生地を8等分にカットする。
※最初半分、次いでその半分、またその半分と切ると等分に切れる。
- 8のケーキ型に、13のカットした生地を入れる。カットした面を上にし、周辺に7個おき、最後に真ん中に1個おく。
※なるべく均等に間をあける。そのために、周辺の7個をおくときに、まず1個、次に少し間をおいて1個、その2個の間から直径をのばす形で対面に1個、そうしてそれぞれの間に2個ずつおくときれいに並ぶ。
- 軽くラップをして、暖かい場所で約10〜15分、生地が約2倍になるまで発酵させる。
- オーブンを200℃に温める。
- 15の生地が膨らんだらラップをとり、200℃のオーブンで約30分、表面に焼き色がつくまで焼く。
- 焼き上がったら、熱いうちに表面にハチミツを塗る。
- 粗熱がとれたら型から外し、網の上で冷ます。
【ワンポイントアドバイス】
一辺20cmの角型で作ってもよし。
その場合は、16の時点で生地を9等分します。
その際、まず8等分よりやや短めに1つ切り分け、それから半分、半分と8等分するとよいでしょう。
仕上げにハチミツを塗りますが、ゴールデンシロップ、アプリコットジャムやアイシングを使ってもよいでしょう。