春の薬膳料理♪「菜の花と魚介類のマリネ」by 石田美由紀さん

【料理紹介】

春の訪れを告げる、

菜の花、ふきのとう、タラの芽、ウド・・・。

旬の食材を一品加えるだけで、

春らしく季節を感じる食卓になりますよね。




今日は、その春の食材を使った

「薬膳料理」についてご紹介です。


中医学や薬膳では、
季節ごとの食養生を考えますが、

春は、人間の身体の新陳代謝が

活発になる時期で、

この時期は健康な人でも

肝臓に負担がかかりやすく、
肝機能が衰えると考えられています。


「肝」は代謝や解毒の働きなども担っているので、
この時期、吹き出物が出やすいのも、うなずける話です。

これからの季節の
「薬膳」のポイントは、

「ほろ苦春野菜」で肝をいたわり、
「酸」味で肝機能を養う・・・です。


そこで、今日はほろ苦春野菜である
菜の花を使って
「菜の花と魚介類のマリネ」を作ってみました。

【人数】:3人分 【調理時間】:5~15分
【材料】
たこ(ゆで、刺身用) 50g
えび(ゆで) 50g
菜の花(ゆで) 100g
人参 10g
たまねぎ 20g
かつを節 1つかみ
いり卵 1/3個分
オリーブオイル 大さじ1
だし醤油 大さじ1
寿司酢 大さじ2

【作り方】

  1. たこ、えび、菜の花は適当な大きさに切ります。
  2. ボールに、オリーブオイル、だし醤油、寿司酢を入れ混ぜます。
  3. 2の中に、千切りにした人参、ピーラーで薄くスライスした玉ねぎ、かつを節を入れ混ぜしばらく置いておきます。
  4. 卵は器に割り入れ、よくほぐした後、テフロン加工のフライパンと数本の箸を使い、手早くかき混ぜ炒り卵を作ります。
  5. 2に1を入れ和えます。
  6. 器に5を盛り、上から炒り卵を散らします。

【ワンポイントアドバイス】

炒り卵を作るときは、数本の箸を使ってかき混ぜるときれいに炒り卵ができます。