update 2008.06.20 text ： Rumiko Igaki photo ： Rumiko Igaki
〔インタビュアー（以下イ）〕 Solaさんのブログから溢れるスウィーツは盛り付けやラッピングもカラフルでいつも心に元気やハッピーを貰います。
素朴でかわいらしいスウィーツが満載ですね。
お菓子作りを始めたきっかけは？
〔solaさん（以下ソ）〕 小さい頃から両親が経営していたペンションのお手伝いをしながら、趣味でお菓子を作っていました。すごくお菓子を作るのが好きだったんです。
大人になって、まったく違う仕事についたものの、その仕事を辞めて１年間、実家の手伝いをしていました。その頃、お菓子作りを任されて。
お客さまに自分が作ったお菓子を喜んで頂いたり、笑顔を見ていると楽しくなってきて。
作るのが好きなのはもちろんですが、それを目の前で食べて美味しいって言ってくれる人が居るとそれもまた、嬉しくて。
同時に、その当時は本格的に勉強していなかったのでいろんな方のレシピ本を見て作っていました。 その本には夢が詰まっていて… いつか私もこんな本を出したいなぁって思いました。
本気でお菓子を作ろうと思ったのは25歳の頃です。
そして、また東京に戻って、学校に入り直して1から勉強しました。
学校を卒業して、フードコーディネーターの先生のアシスタントをしました。
お料理とお菓子とお教室の運営や、撮影のスタイリング、コーディネートをさせていただいて。
そのあとは、ケーキ屋さんやカフェで働いてました。
〔イ〕 お菓子作りが小さい頃から好きだったんですね。
では、お菓子教室を始めたいきさつを教えてください。
〔ソ〕 教室をやる直前まで働いていたカフェのオーナーさんが凄くいい方で…。
私が「こういう夢を持って働いてるんだ、いつかお菓子教室が開けるようになればいいな」なんて話をしたら、「いつかなんて言ってないですぐに始めなさいよ」って言って下さって。
「あ、やっていいんだ！」と。「まだ未熟かもしれないけどはじめていいんだ」って思って。
その方が最初の生徒さんになって下さって、自宅で、本当に、つたない感じだったんですけど…。
その方も楽しんで喜んで下さって…。
「じゃあ、やっちゃえ！」ってその気にさせてもらって始めたんですよね。
始めてからもいっぱい壁はあったんですけどね…
好きなことだからそのまま、やってしまったんだから続けようって。
〔イ〕 素敵ですね。そして、今年、25歳の頃に思い描いたスウィーツの本をご出版されて…。
〔ソ〕 そうなんですよ、本当に嬉しくて！
〔イ〕 ブログを立ち上げてから、出版までのいきさつは？
〔ソ〕 お菓子教室をやっていた頃の生徒さんが出版社に勤務されるようになって。
私が産休でお菓子教室をお休みして、しばらく連絡を取っていなかったんですけど… 偶然お会いして、こんなブログを書いてますって話をしたら本を出したらいんじゃないかなぁってお声を掛けて頂いて…。
今回の本は、その方が編集してくださっているんです。
最初知り合った頃には考えられない展開で面白いなぁって思っています。
そういえば、レシピブログさんも本を出されてますよね。
〔イ〕 そうですね。レシピブログに登録頂いているみなさんからお寄せ頂いたレシピとお写真を掲載して構成してますよ。
〔ソ〕 みなさん、お写真上手ですね。
〔イ〕 solaさんも光の調整具合とか雰囲気があってお上手ですよ。
撮影する時のこだわりなどはございますか？
〔ソ〕 朝や昼間の時間帯などで、自然光で撮影するようにしています。
それから…普通であること。奇抜なこととかはしないで、お菓子が1番、自然に写るように心がけています。
そういうことを考えて下に敷く布やお皿を考えたり。余計なものをまわりに置かないように。
〔イ〕 ちょっと、いいこと言ってるなぁって今、にやけてしまいました･･･！
奇抜なことではなく、普通なこと。おっしゃる意味、分かる気がします。
そこが意外と難しい…センス、というか腕の見せ所ですね。
〔イ〕 ブログを始めたきっかけは？
〔ソ〕 子供が0歳の頃からブログをつけてる友人が居て。私もやってみたいなぁって思ってたら教えてくれて…。
絶対自分にはできないって思ってたんですけど（笑）。
やってみようと思った時に、子供に作っているお菓子も同時に記録として載せたら、思ったより評判が良くて…。
作ったよって声を聞くとまたレシピを公開しようかなぁって思いますよね。
〔イ〕 コメントとかが元気になったり、励みになったり。
〔ソ〕 そうですね、それが1番嬉しいですね。
始めた頃は育児に追われてあまり外出できなかったけど家に居ながら話が出来たり生活を見て頂いたり…。
〔イ〕 そうですよね、ブログなら遠くに離れていても身近に感じますよね。
〔ソ〕 はい、ブログをやってなかったらぜったいお知り合いになれない共通の趣味を持った人と繋がっているのが嬉しいですね。
〔イ〕 この1年で…ブログで生活が変化しましたね…！
〔ソ〕 はい、私のブログは、日々の暮らしの中に生きる「普段着のお菓子作り」を綴った日記です。
お菓子作りから広がる幸せの波動。そんなものが読んだ方にも伝わったらいいなと思って書いています。
〔イ〕 砂糖のキャラメリゼをパリン！ と割って出てきたブリュレは、とろり、濃厚。
夢を見てた20代、お子さんが生まれて家族が増えて、お菓子があって、夢が叶った30代。家族が居て、お菓子があって。
solaさんの中でいつも側にあったもの、幼少の頃から変わらないのは、普段着のおやつだったのです。
次回後編は7月4日の予定です！ どうぞお楽しみに♪
