【おいしい暮らし】Mizukiさん、「時短」と「見た目」のバランス、上手にとるには?

【おいしい暮らし】Mizukiさん、「時短」と「見た目」のバランス、上手にとるには?
暮らし上手な人にフォーカスし、料理をすることや食べること、心地よく暮らすためのヒントをお届けする不定期連載「おいしい暮らし」。第5回目は、人気料理ブロガー、『31CAFE~奇跡のキッチン』のMizukiさんです。カフェのオープンという夢を叶えながら、最新刊『材料2つde超簡単! Mizukiのやみつきおかず』も話題のMizukiさんが、お料理で大切にしていることって?
フーディストノート
フーディストノート
2017/07/19
2023/09/15
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レシピはなるべく短く簡潔に。キーワードは、「再現性」

Mizukiさんが、レシピを考える上で大切にしていることはなんですか?

私は、【簡単・時短・節約】というコンセプトを持ってレシピを制作しています。お仕事や家事・育児で忙しい時でも、「これなら作れる」って思ってもらえるものを作りたくて日々試行錯誤しているんです。
なので、レシピはなるべく短く簡潔に。そして食材はどこででも手に入るものを使うようにし、再現性を高めています。

写真提供:KADOKAWA

私には拒食症だった過去があるのですが、お料理することが病気から抜け出せた1つの要因でもあります。ただ当時は食材に触れることも怖く、ゆっくりお料理を楽しむという感覚では全くなかったんですね。それもあって、私のお料理は必然的に簡単であり時短なものになっていったんだと思います。

それから、しばらくしてお店を持ったことでそれに拍車がかかりました。忙しいランチタイムに時間をかけてはいられません。
それにスタッフさんも同じように作れるレシピじゃないといけないので、どんな風に説明するか、どうすれば味にバラつきがでないかなど、そんなことを常日頃から考えていました。それが今求める再現性に直結していると思います。

「簡単・時短・節約」と「見た目」のバランス、どうしたら上手にとれますか?

まず、片付けに時間をとられないよう、なるべく多くの調理器具を使わないようにしています。シンクに洗い物が溜まると後片付けが憂鬱になってしまうので…。煮込んだり蒸し焼きしている間に、それまでに出た洗い物を片付けるのが基本です。

後はフライパンやお鍋はなるべく小さいものを使うようにしたり、お肉が入っていたパックでそのまま下味をつけるのも後片付けを楽にするポイントです。

盛り付けは、簡単・時短・節約をコンセプトにしているからこそとくに気を配っています。お皿選びやお料理の彩り、配置に気を付けて、ちょっと手がかかっているように見せかける(笑)

といっても毎回ものすごーく考えているわけではないんですよ。ポイントを押さえればそれを応用するだけです。
一般的に【赤・黄・緑】を入れると彩りがよくなると言われているのでそれを基本にしています。それでも色味が足りない時やマンネリ化した時には色や柄のあるお皿をチョイスしてバランスをとったり。

食べる人の前にお料理を出した時、その人の目線からみて美しく見える角度で盛り付けるようにも心がけています。

お皿は丸皿ばかりではなく、楕円形や四角いものも揃えておくと便利ですよ♪
同じように色付きのお皿もあるとバリエーションが増えますし、雰囲気も変わって新鮮です。特に濃紺やアメ色など、落ち着いた色のものが使いやすくておすすめ!

とはいっても苦手意識がある方もいますよね。色柄付きのお皿に抵抗がある時は、ラインの入ったお皿もいいですよ♪お料理の邪魔をせず、尚且つアクセントにもなります。

美味しそうなお写真ばかりですが、撮影のときにとくに気をつけていることは?

撮影は、必ず自然光が入る窓際で行っています。撮影時間は朝6時~午後4時頃までにして、その中でもなるべく柔らかい光が入る午前中に撮影することを心がけています。
光で食材の色が飛んでしまわないよう角度を調節したり、お天気が悪くて暗い時はレフ板(スタッフさんの手作り・もうボロボロ(笑))を使ったりもしています。

じつは、レシピ投稿を始めてからずっとスマホでばかり撮影してきましたが、お料理を見てもらいたい一心で、1つのお料理に対して何枚も何枚も撮影するので、画像枚数が多すぎて何度もスマホがパンクしてしまって…。最近はじめて一眼レフを買いました。

キッチンで愛用しているお気に入りアイテムを教えてください!

フライパンやお鍋は長年ティファールさんのものを使っています。取っ手が取れるタイプは収納しやすいですし、サイズ感も大好きです。ブログアップ用のお料理のほとんどは、22cmのフライパンで作るようにしています♪ 使い込み過ぎてそれだけ汚れています(笑)

計量カップ・計量スプーン・スケールもレシピ制作にはかかせない愛用品です。スケールは正確にはかれるデジタルタイプがおすすめで、計量スプーンは深さがあるものがはかりやすくて便利!

お皿は特にスタジオMさんのものが好きで集めています。色・質感・サイズ、どれもすごく好みで使いやすい!カフェ風のお洒落なものから落ち着いたものまでラインナップも豊富ですよ。
他には九谷青窯さん、よしざわ窯さん、イイホシユミコさんのお皿も好きです♪

お皿が増えすぎて収まらなくなってきて…

いつもお使いのキッチン、ご紹介ください!

うちにはシステムキッチンが2つあって、写真は撮影部屋(仕事部屋)にあるキッチンです。
こちらはIHコンロなので主に試作する時や、火を使わないお菓子作りの作業スペースとして使っています。ということで、撮影する直前にトッピングする材料や、装飾として使用する瓶やボトルなどを置いています。本番用の調理は再現性を高めるため、もうひとつのガスコンロのキッチンで作っています。

食器の収納で気をつけていることは?

お皿が増えすぎて収納スペースに収まらなくなっていますので、食器棚2つの他に撮影用のお皿専用の棚を作り、そこにはよく使うものを収納するようにしています。入りきらないものは段ボールにしまっていているので、定期的に一部入れ替えています。

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「お料理が上手くなりたい、素敵な写真を撮りたい、そしてたくさんの人に作ってもらえるレシピを作りたい。これからもずっとこの気持ちを持ち続けたいと思っています」というMizukiさん。最近はオフの日を決めて、好きなことをして楽しむ時間も作っているんだそうです。「まぁ、それもほぼお料理なんですけどね(笑)」

大好きなお料理に、これまで以上に自分のペースで寄り添う。そんなMizukiさんのレシピを拝見するのが、ますます楽しみなりました♪

★Mizukiさんのプロフィール
http://www.recipe-blog.jp/profile/mizuki

レシピブログアワード2016総合グランプリ受賞。調理師免許のほか、スイーツコンシェルジュの資格を持ち、雑誌やWEBメディアで活動中。レシピのコンセプトは【簡単・時短・節約】【普通のおかずを華やかに】。大好きな1曲は、マイケル・ジャクソンの『Human Nature』。

『材料2つde超簡単! Mizukiのやみつきおかず』

材料はたったの2つ!特別なものは使わずどこででも手に入る材料で簡単に短時間で作れる、更にはコスパも◎、そんなごはんに合うおかずを146品掲載。作り方のコツやポイントはイラスト入りでわかりやすく説明してあるのもうれしい♪

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『Mizukiの31CAFEレシピ2』

ブログで人気を集めたメインおかずをランキング形式で紹介するほか、未公開レシピを含めた計147品を掲載。どれも簡単ながら、見た目は華やか。毎日のおかずづくりや日々のお菓子づくりはもちろん、おもてなしにも役立ちます。Mizukiさんの『奇跡のキッチン』から生まれる料理は、どれもキラキラと輝き、人々を笑顔にしてくれます!

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