スペシャルアンバサダー レシピ&コラム ヤミーさん
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2014年4月 1日

アラブとスペインと日本が融合?春爛漫!ほたるいかと菜の花のパエリア

IMGP4010_tn.jpgのサムネール画像

サフランを使った料理の代表といえばスペインのパエリアを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
私もそうです。
黄金色に輝くお米と様々な具が組み合わさっているこの料理は、なんだかエネルギッシュで豪快で、他のヨーロッパの国々にはないエキゾチックな雰囲気の料理ですよね。

パエリアはスペインを代表する料理ですが、実は起源はアラブ。
9世紀〜10世紀にバレンシアのアラブ人によって作られていたのが始まりといわれています。
サフランもアラブ世界からもたらされたもの。
米食の文化もそうです。
そこにスペインの食材が加わって今の形に出来上がってきたわけです。

ということはパエリアはヨーロッパとアラブの融合によって生まれた料理。
10世紀以上たった今も、その色が失われていないと思うと、ちょっと感動的です。
綿々と続く食の歴史が見えるお料理だなーと。



サフランとお米の組み合わせは他にインド料理やイラン料理にも多くみられます。
いずれの国もサフランの一大産地。
サフランと米の相性の良さが伺えますよね。
その相性の良さがあるから、スペインで受け継がれてきているのかもしれません。

そんなパエリアを、日本の今の旬の食材で作りました。
アラブ+スペイン+日本の融合というわけです。
さらに壮大な歴史ロマンをくっつけようとしていますが、南蛮貿易の話に及ぶと長くなっちゃうのでこのへんで。
この時期の日本だけで味わえる旬のパエリア。
来年に持ち越さず、ぜひ今年どうぞ!

そうだ。ちなみにリゾットはパエリアから生まれた料理だそうですよ。
ミラノ風リゾットはまさにサフラン風味のリゾット。
この歴史も興味津々です。

ほたるいかと菜の花のパエリア
材料:24cmのフライパン1台分(2〜4人分)

GABANサフラン<ホール> ひとつまみ
湯(約50度) 2カップ 
ほたるいか(ボイル済み) 50g
菜の花 1/2束
たけのこ(水煮)50g
玉ねぎ 1/2個
にんにく 1かけ
オリーブオイル 大さじ2
米 1合
塩 小さじ1/2

作り方:
1、サフランは分量の湯にひたしておく。ほたるいかは目とくちばしをとる。菜の花は4cmくらいに切る。たけのこは5mmの厚さのくし切りにする。玉ねぎはあらみじん切り、にんにくは包丁の腹でつぶす。
2、フライパンにオリーブオイルの半量とにんにくを入れて中火にかけ、香りが立ったら菜の花、たけのこ、ほたるいかの順に入れて8割火が通るまで炒めて塩を一つまみ(分量外)ほど振って取り出す。
3、空いたフライパンに残りのオリーブオイルを入れて玉ねぎを炒め、しんなりしたら米を加えてさっと炒め合わせてサフランを浸した湯、塩を加える。フタをしないで弱火で15分煮る。
4、米を混ぜ合わせてから具をもどし、フタをして5分加熱する。
*途中水分が無くなりそうな場合、熱湯を少量ずつ加えてください。

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