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2010年3月12日

バニラビーンズでリッチな風味♪ライスプディング。と、バニラシュガー。

IMGP4839_tn.jpg

バニラの香りといえばお菓子に欠かせない甘い香りなのはみなさんご存知の通り。
甘い香りのするものには必ずと言っていいほど使われている香料です。
とりわけ卵やミルクとは相性が良いです。

 

今回はライスプディング。
お米をミルクで煮て甘く味付けしたものですが、バニラを加えることでぐっとリッチな風味のデザートになります。

 

ええ〜?甘いお米ってちょっとね〜。と、抵抗がありますか?
でも、世界中にこのミルクで煮た甘いお米のデザートがあるのです。
スペインのアロス・コン・レチェ、ドイツのミルヒライス(おかゆとしてジャムを添えて食べます)、インドのキール。
それぞれ加えるスパイスに差はあるけれど、どれもとっても人気があります。
開けてすぐに食べられる缶詰なんかも売られています。
そのくらい身近なデザートというわけ。

 

IMGP4850_tn.jpg本来は米から牛乳で煮るのですが、ちょっと時間がかかるので普通に炊いたご飯で作りました。
牛乳にバニラビーンズとお砂糖を入れてお鍋で温め香りが十分移ったらバニラを取り出し、そこにご飯を入れてコトコト。
トロッとしてくるまで煮たら出来上がり!
バニラの奥行きのある甘い香りが、とっても上品でリッチな味のデザートにしてくれます。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

といっても普段よく使うのは安くて手軽なバニラエッセンスの方ですよね。
たまにお菓子作りをするのにいちいち高いバニラビーンズを買うのはね〜って思っていませんか?
しかし、このバニラビーンズ。実は何度も使えるのです。
プリンやカスタードクリームなどに混ぜ込んで使うときは、さやの中の小さな種を取り出して使いますが、その余ったさやでも十分香りがつきます。

 

お砂糖の中に入れておけば、それだけでバニラの香りのバニラシュガーが作れます。
これらを使ってお菓子を作っても十分バニラの甘い香りをつけることが出来るし、
この砂糖をコーヒーに使えばバニラコーヒー、ホットミルクに使えば甘い香りがリッチなホットミルクに♪

 

そしてさらにちょっと他のスパイスと違ってびっくりなのは、バニラビーンズはミルクなどに浸した後も洗って乾かして何度も使えるところ。
きれいに水洗いして水分を拭き取り、しっかり乾かしておけばまた使うことが出来るんです。

 

お砂糖に入れた場合も同様。
お砂糖を何度か取り替えても香りが1〜2年くらい持つので、お菓子に使うときにお砂糖入れからちょっと取り出して使って、また洗って乾かしてもとに戻すというようにも使えます。
こうやって何度も使えると思うと、ちょっと高いバニラビーンズがとってもオトクに思えてきますよね。

 

ついお手頃なバニラエッセンスを手に取りがちだけど、次に買うときはビーンズもお試しあれ。
もっとずっとふくよかな香りで幸福な気分になりますよ。
 

ライスプディング

材料 :1人分 15分

牛乳 1カップ

砂糖 大さじ1

バニラビーンズ 5cm

ごはん 50g

シナモンパウダー お好みの量

 

作り方:

1、お鍋に牛乳と砂糖、バニラビーンズを入れて弱火で5分くらい、香りが充分移るまで温める。

2、バニラビーンズを取り出してごはんを加え、中火にしてくつくつとしてきたら弱火に戻し、10分ほどとろみが出るまで煮る。ときどき木のスプーンや木べらなどでかき混ぜて焦げ付かないようにする。

3、器に盛り付けてシナモンパウダーを振りかけたら出来上がり!


*ごはんは崩れたくらいでちょうどよいので、遠慮せずに混ぜてOKです!
*バニラビーンズは捨てずに洗って乾かしましょう!

すぐ使わないな〜という時は空きビンにお砂糖とともに入れて密閉してください。

このお砂糖を入れたコーヒーやミルクはとっても香りが良くっておすすめです♪


 

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