2011年7月27日
タイ料理には’ヤム’という名前のお料理がたくさんあります。
お総菜屋さんでこれは何?と色々尋ねるとそのうちの何品かはきっと’なんとかのヤム’と言われると思います。
このヤムというのは和えるという意味。
和えて作る料理は何とかのヤム、というように言われるのです。
日本でも有名なところでは、春雨の和え物ヤム・ウンセン。
ウンセンとは春雨のこと。
まんまお料理の名前というわけです。
このヤムというお料理は素晴らしいな〜と思います。
だって、ただ材料を和えるだけなのに、とってもうまみがあって、でも野菜が多いのでさっぱりとしていて、そのうえピリッと甘辛くてごはんのおかずにぴったり。
サラダのようでいてしっかりおかずなのです。
手間をかけずにご飯がモリモリ食べれる、暑い国の知恵が生きたお料理だな〜といつも感心してしまいます。
で、この”ヤムおかず”がのっけてジュレをつかうと更にお手軽に作れます。
これ以上簡単にしようが無いと思っていたヤムがさらに簡単になってちょっとびっくり。
本来なら調味料は、マナオ汁(タイのライム)、ナンプラー、砂糖、赤唐辛子は基本として必要ですが、のっけてジュレ柚子胡椒味の場合は、これだけでOK。
酸味もうまみも、塩けも、甘みも、辛みもぜーんぶこれひとつでそろっているから、他の調味料は不要なんです。
お好みの具と和えれば、あっという間にヤムおかずの出来上がり♪
しかもジュレ状なので具との絡みが良くて、あえてすぐでも味がしっかり。
今回は味のなじみにくい、いかとピーマンをつかいましたが、ジュレのおかげで味がしっかり絡むので、もの足りなさが無くってごはんがもりっと食べられます。
ヤムおかずのサラダとの違いは「しっかり味がつく」ということでしょうね。
私はタイっぽさを出すために、桜えびと香菜、そして辛い方が好きなので赤唐辛子の輪切りを追加していますが、それはお好みでどうぞ。
猛暑のこの夏、我が家の食卓はこのヤムおかずが定番になりつつあります。
ご飯だけでなく麺にのっけても美味しいよ!
いかとピーマンのヤム
材料:2人分 調理時間:10分
いか(刺身用) 150g
ピーマン 1個
ミニトマト 6個
赤唐辛子(お好みで)1本
桜えび 大さじ1
ハウスのっけてジュレ<柚子こしょうぽん酢> 大さじ2
香菜 ざく切り適量
作り方:
1、いかは格子状に切れ目を入れて1cm幅に切る。(食べやすさのためなので、食べやすい大きさに切ればOK)。ピーマンは細切りにする。ミニトマトは縦に4つ割にする。赤唐辛子は種を取り除いて輪切りにする。
2、ボウルに1と桜えび、のっけてジュレを加えて混ぜ合わせる。
3、全体に絡んだらお皿に盛り付け香菜を飾って出来上がり!