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2015年6月 1日

辛くないけどトムヤム味!レモングラスが香る、トマトとえびのタイ風スープ

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タイ料理と言えば、とにかく辛い!というイメージだと思いますが、面白いのがスパイス使い。

インドのカレーとは違った独特のスパイス文化があります。

みなさんご存知の通りパクチーを良く使いますし(本来はパクチーファランというパクチーの香りをもっと強くしたようなハーブを良く使うのですが)、ごろごろっとしょうがが入っていたり、なんだかよくわからない葉っぱみたいのが入っていたり。

スパイス辞典を見れば東南アジア起源のものが沢山ありますよね。

もともと自生しているハーブ・スパイスの種類が多く、胡椒の生の実を炒めものに使う料理があるくらい、昔から身近なものなのだと思います。

料理に多用するのは防腐など、暑い国ゆえの生活の知恵から発生したのかもしれませんが、おしみなく使えるのはスパイスが豊かだからでしょうね。

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で、そんなスパイス王国タイらしいスパイスのひとつがレモングラス。

レモングラスはその名の通り、レモンのような爽やかなかんきつ系の香りと酸味のあるスパイスです。

トムヤムクンのあの酸味のひとつはこのレモングラスによるもの。

かんきつ類の酸味は火を通すと飛びやすいですが、これはしっかりといつまでも残るんです。

これによってあの力強いタイ料理独特の酸味が生まれるわけ。

そのレモングラスをトマトとえびのスープに入れたならば!

あっという間にタイの味♪

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作り方は、しょうがとレモングラスを水から煮て風味をだし、ナンプラー等で調味したらえびとトマトを加えるだけ。

唐辛子を入れればしっかり辛いトムヤムになりますし、入れなくてもちゃーんとトムヤムクンの味なのでまずはこれをお試しください!

ちなみに、しょうがとレモングラスは食べません。

写真のように底に残すようにします。

タイで食べるともっといろんなスパイスが入っていて、それをスプーンで押し付けて上澄みをすくうように飲むんですよね~。

そのタイ人の食べ方がいつもゆったりとしててきれいだな~と眺めてしまいます。

ぜひ優雅にゆっくりと味わってみてくださいね。


レモングラスが香る、トマトとえびのタイ風スープ

材料:2人分 調理時間:15分
えび(殻つき) 4尾
トマト 1個
しょうが 1かけ
GABANレモングラス 20~30本ほど
水 3カップ
ナンプラー 大さじ1
砂糖 小さじ1/2
胡椒 少々

作り方:
1、えびは尾を残して殻をむいて背に切れ目を入れて背ワタを取る。トマトは皮をむいてざく切りにし、しょうがは皮付きのまま薄切りにする。

2、鍋に水を入れ、しょうが、レモングラスを加えて強火にかけ、煮立ったら火を弱めて2~3分ほど充分香りが出るまで煮る。

3、2にえびを加えて火が通るまで煮たら、トマト、ナンプラー、砂糖、胡椒を加えて火が通るまで煮て出来上がり!

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