2010年8月27日
胡椒はお江戸の味?すっぱ辛うま〜い胡椒練り梅。
「汁はにぬき又たれみそよし。胡椒、梅」(『水戸黄門の食卓』より)
これは江戸時代のレシピ本「料理物語」のうどんの作り方。
うどんの汁はみそベースの汁に薬味は胡椒と梅、ということ。
胡椒は唐辛子のことではなくほんとうに’胡椒’であるそうです。
うどんでもなんでも、日本的薬味と言えば七味や一味を思い浮かべると思いますが、実はこれらが一般的になってきたのは江戸時代後期。
それまで薬味として使われていたのは’胡椒’なんだそうです。
それもそうですよね。
唐辛子はコロンブスがアメリカから持ち帰ったことで世界中に広まったわけで、東南アジアで古くから栽培されていた胡椒と比べると新しいスパイスなわけですから。
このみそベースの汁で梅と胡椒を薬味にして食べられたうどん。
(にぬきは茹で卵ではなく、みそと水をあわせてかつお節を加えて煮詰めこしたもの、とのことです。)
後期の江戸のそば文化に押されたのか、今では見かけませんよね。
食べてみたいな〜とおもいつつ、にぬきやたれみそを作るだけの知識がなくてずっと再現できないままです。
その間も味の妄想は膨らむばかり。
で、この味をイメージして作ったのが、胡椒練り梅です。
みそとかつお節と梅干しと黒胡椒にはちみつで甘みを加えてねりねり。
要はうどんの汁と薬味を練り混ぜた感じ。
本物とは違うだろうけど、本を読んだときにイメージした味に近づけました。
しょっぱすぎず酸味が爽やかで胡椒がピリッと利いた味。
材料から見てお分かりの通り、ごはんにとっても合うし、うどんやそうめんの薬味にもぴったりです。
おにぎりの具やお茶漬にもいいですね。
胡椒練り梅
(写真の量が全量です)
うめぼし 種を取り除いて50g
みそ 小さじ1
はちみつ 小さじ1
ブラックペパー(あらびき)小さじ1/2
かつおぶし 5g
作り方:
1、全ての材料を良く混ぜ合わせて出来上がり!
うーん。ワンステップしかなかったですね。。。
ブラックペパーはもちろんひきたての方が美味しいです。
あればひきたてを使ってください。
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