スペシャルアンバサダー レシピ&コラム ヤミーさん
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2009年11月13日

シナモンスティックを加えるだけで!いつもの煮ものが中華味♪

IMGP3612_tn.jpgシナモンといえば、皆さんおなじみのスパイスですよね。
カフェではカプチーノにスティックがそえられて出てきたり、アップルパイやシナモンロールにはなくてはならないスパイス。
お菓子作りをする方なら常備しているのではないでしょうか。

 

スイーツに使う印象が強いシナモンですが、以前に紹介したカルダモンのように、お菓子だけでなく料理にも幅広く使えるのが特徴です。
インドではカレーやビリヤ二などのピラフ類につかいますし、東南アジアや中国では、しょうゆ味の煮込み料理に欠かせないスパイスのひとつです。

 

先日、台湾に行ってきたのですが、八角(スターアニス)とともにシナモンがとってもよく使われているという印象を受けました。
特に甘じょっぱい味付けをするものには、この風味が必ずといっていいほどあります。

 

甘じょっぱい味付け、というと、日本の煮物も同じような味付けですよね。
なので、お砂糖と醤油とお酒が基本の日本の煮物に八角やシナモンを加えると、がらっと中華風の風味になるのです。

 

八角なら分かるけど、シナモンで?と思うかも知れませんが、中華料理にもとってもよく使われるスパイスなんです。
八角は独特の強い風味があるので苦手な方もいらっしゃると思いますが、同じ料理に八角ではなくシナモンをつかうと、上品に仕上がって、その上中華味になります。

 

分量は、材料500g(煮汁の分量も含む)に対してシナモンスティック1本が目安。
いつもの煮汁にぽいっと加えればOKです。
お!今日は中華風煮込みなんだね、ってきっと思いますよ。

 

中華風煮

材料:2人分
大根 200g
手羽先 4本(約200g)
ゆで卵 2個(約100g)

A砂糖 大さじ2
 酒 1/2カップ
 しょう油 1/2カップ
 水 2カップ
 シナモンスティック 2本 

 

作り方:
1、
大根は皮をむいて1口大に切る。手羽先は皮をフォークでさして数箇所穴をあける。ゆで卵は殻をむいておく。
2、鍋にAを入れて中火にかけ、沸騰して砂糖が溶けたら、大根と手羽先を加える。沸騰したら火を弱め、軽く沸騰が続く程度で15分煮込む。
3、2にゆで卵を加えて中火にし、沸騰したら、蓋をして火を止め30分以上そのまま置いて味を染み込ませて出来上がり!

 

シナモンスティックは折って入れるとより風味が活きます。
冷めたら、食べるときに火にかけて温めてください。
煮込む材料はお好みでどうぞ。臭みを取る働きがあるので、レバーなどクセのある食材も美味しく出来ます。
強い火でぐつぐつ煮続けるとなかなか味が染み込みません。火を通すのは15分、そのあと火を止めて30分おくと、だいぶ中まで味が染み込みます。急いでいるからといって火にかけ続けるのはかえって味がしみませんのでご注意を!

 

★おまけ★
シナモンスティックとお砂糖だけで出来る、身体が温まるスパイシーなシナモン茶。
風邪や胃を整えるのによいといわれています。

IMGP3649_tn.jpgシナモンの甘くてスパイシーな香りが立ち上って、寒い日にほっとする感じです。

写真ではグラスに直接氷砂糖とシナモンを入れてお湯をそいでいますが、もちろんポットでいれて漉してもOK。

シナモンが水分を吸って下に沈んだくらいが飲み頃です♪

 

材料:1人分
シナモンスティック 1本
氷砂糖またはグラニュー糖 小さじ1〜2
熱湯 200ml

 

作り方:
シナモンスティックを半分に折って耐熱グラスに入れ、砂糖も入れたら熱湯を注いで出来上がり! 

 

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