2017年7月をもって連載を終了させていただきました。
たくさんの方にご愛読いただきましてありがとうございました。

蕎麦の実で定番のあれを作ってみました!

  

mi.JPG

こんにちは。

料理研究家、岸田夕子です。

最近、手に入りにくくなっている人気の食材のひとつである蕎麦の実。

NHKの朝の番組あさイチが引き金になり、トレンドに火がついたようですね。

食物繊維やビタミンB2が豊富な蕎麦の実は、ダイエットにも最適らしく

海外のスーパーモデルやバレリーナさんたちにも大人気なんだとか!


トップの写真に写っているのが、蕎麦の実。

北海道の蕎麦粉製粉会社の社長さんからいただいたものなんです。

殻をむいた蕎麦の実は、淡い緑色がかったとてもきれいな実です。

このまま、ポリポリ食べても止まらなくなるおいしさですが

雑炊などにするとまた格別!

蕎麦の実レシピは、またブログでも紹介していきたいと思います。


IMG_8924aa.jpg

さて!そんな蕎麦の実をたっぷり使った定番料理が、

家庭でもとても簡単に、どの家庭にもあるであろう食材でできるのでご紹介します。

蕎麦中毒と言っても過言でないほど、お蕎麦好きの私は、

よく一人でもお蕎麦屋さんに行き、お蕎麦をいただきますが、

お蕎麦をつるつる~~っと、食べるだけでなく、お蕎麦屋飲みも大好き。

お蕎麦屋さんで、大好きな日本酒を一杯飲みながらのおつまみとくれば!!

まずは決まって、焼きみそですよね~。

【基本の蕎麦みそ】

①蕎麦の実50gをフライパンに入れて中火にかけ、フライパンをゆすりながらきつね色に炒る。

②酒、みりん各大さじ4を鍋に入れ、強火にかけてアルコールを飛ばし火からおろす。

③みそ200g、はちみつ80gを②に加えて混ぜ合わせたら弱火にかけ、かき回しながら煮る。

④鍋の底がしっかり見えるまで煮詰めたら、①を加えて火を止める。

これで蕎麦みそが完成です!
はちみつは、砂糖に置き換えても大丈夫。

甘味も、好みで加減してくださいね。

このままでもとってもおいしい!田楽やナス、大根なんかに!ごはんと一緒に食べても◎


IMG_9044aa.jpg
蕎麦みそができたら、次に作りたいのが焼きみそです。

お蕎麦屋さんでは、木べらにつけて焼いて出してくれますよね。
うちでは、木べらの代わりに、一番小さいスキレットで作ります。

ミニチュアスキレットと言って、直径10㎝の可愛いスキレットがあるんです。

それに詰めてオーブントースターで焼くだけ。

【蕎麦焼きみそ】

①長ねぎのみじん切りを1/2本分と、ふたつまみほどのかつお節を<蕎麦みそ>大さじ3に加え、

しっとりするまで混ぜ合わせる。

②ミニチュアスキレットに詰め、あらかじめ予熱したオーブントースターで焼き色がつくまで焼く。

はい!これで出来上がりです。

好みで大葉やみょうがのみじん切り、七味唐辛子を加えてもおいしいですよ。


IMG_9053aa.jpg


夏は冷酒、冬は熱燗で蕎麦焼きみそ!
これさえあれば、あとは〆においしいお蕎麦をつるつる~~っと!

あ~、最高です。

トレンドまっただ中の蕎麦の実で作る、昔ながらの蕎麦みそと焼きみそ。

古くて新しいのがいいですね。お試しくださいませ。


IMG_9051aa.jpg
さて、今日はひとつお知らせがあります。

2年と7ヶ月、こちらでトレンドレシピを書かせていただいてきましたが、

今日のこの記事を最後に、お休みをいただくことになりました。

最初の記事の「ジャーサラダ」から始まり、

私の目線でトレンドと感じたものを紹介させていただいてきました。

「スモア」だったり「シェイクシャック」だったり「ダッチベイビー」だったりと

私が感じるトレンドは、アメリカ発のものが多かったように思います。

私の料理家としての原点であるアメリカの食を、ほんの少しですが、

皆さんにお伝えできる場所があったことに感謝しております。

今後もレシピブログ(フーディストナビ)さんのオフィシャルパートナーとして活動していく所存でおりますが、

ひとまずトレンドレシピ通信はお仕舞とさせていただきます。


2年半以上もお読みくださり、ありがとうございました。

相変わらずブログでは、レシピ、近況を綴っていきますので

今後も引き続きまして、よろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

料理研究家・岸田夕子 http://yuko-kishida.blog.jp/

勇気凛りん

勇気凛りん

2006年2月より料理レシピ投稿サイトでオリジナルレシピを公開開始。2008年より始めたブログ「勇気凛りん料理とお菓子rinrepi」が人気に。長いアメリカ生活の中で身についたちょっと目先の違う和食やどこの家にでもある食材を斬新な感覚で組み合わせる料理が得意。

こちらもチェック!

月別アーカイブ

新着!公式連載