キャベツは粗みじん切りにして塩ひとつまみ(分量外)をふりかけ、軽く揉んで全体に塩を行き渡らせ、約10分おいてからしっかりと水気を絞っておく。白ねぎ、ショウガ、戻した干し椎茸は細かいみじん切りにする。干し椎茸はたっぷりめの水で戻し、その戻し汁はとっておく。
大麦を深めの耐熱容器に入れ、干し椎茸の戻し汁を大麦の倍量注ぎ、ラップをせずに、500Wの電子レンジで約5分、その後200Wの電子レンジで約10分加熱し、庫内で約5分蒸らし、冷ましておく。
ボウルに豚挽き肉を入れ、塩を加えてよく練り混ぜ、粘り気が出てきたら(1)の野菜類と●の残りの調味料を加えてよく混ぜ、しっかり冷ました大麦を加えてさらに混ぜ合わせる。冷蔵庫で妬く30分ねかす。
餃子の皮で(3)の肉ダネを包み、沸騰した湯でゆがき、皮が透明になったらザルに取り上げ、水気をしっかりと切っておく。
底が広く深めの鍋に、干し椎茸の戻し汁と水を入れて沸騰させ、中華スープの素を溶かし、(4)の水餃子を加えて中弱火で煮立たせる。このとき、スープをおたま1杯分くらいとっておく。(あとで白味噌を溶かすため)
(5)の餃子がフツフツとしてきたら、弱火にして豆乳を加え、静かに煮立たせる。(5)でとっておいたスープに白味噌を溶かし、鍋に回し入れて鍋を揺すりながら全体になじませる。(おたまでかき混ぜると餃子が崩れてしまうので注意!)味をみて、塩・コショウで味を調え、皿に盛り、下茹でしたニンジンと青ネギの小口切りを散らして出来上がり。
大麦を下茹でするときに干し椎茸の戻し汁を使うことで、麦にギュギュッと椎茸の旨味を凝縮させるのが、この餃子の美味しさのポイントです!
肉ダネの野菜は、キャベツのほか、白菜や玉ねぎなども合うと思います。季節のお野菜をうまく生かしてください。
肉ダネの量は多めになっています。
モチモチした麦のおかげで肉ダネのまとまりがとても良く、餃子を包んだ後の余った肉ダネは、手で丸めて沸騰したお湯でゆがけば、プチプチ麦の肉団子に!
辛子醤油や柚子コショウを効かせたポン酢とともに、お酒のおつまみにもなりますし、甘辛く照り焼きにすれば、翌日のお弁当のおかずにもピッタリです。
豆乳スープは、素材の旨味を味わうため薄味に仕上げています。
だし汁にも干し椎茸の戻し汁を使うので、無駄がないうえに、旨味と甘みがギュッとつまった味わいになります。
白味噌の分量や塩加減はご自分のお好みで調整してください。
スープ主体で餃子が少なめの場合には、(4)の下茹で工程をとばして、スープで餃子を加熱すればOKです。