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レシビブログインタビュー:recipe & life「おいしい暮らし」前・後編  毎月二回更新
第46回目 タラゴンの挿し木 タラゴンさん 前編
タラゴンの挿し木 タラゴンさん  へ

2011.11.04up text rumiko igaki photo tarragon


〔インタビュアー(以下イ)〕  はじめまして。さっそくですが自己紹介をお願いします。


〔タラゴンさん(以下タ)〕  はじめまして、タラゴンこと奥津純子です。
横浜生まれ、横浜育ちのはまっこで、横浜をこよなく愛しています。 何でタラゴンと言うんですか? と良く聞かれるんですが、母がハーブが好きでタラゴンも料理に使っていたんです。パセリなどはメジャーですがタラゴンってあまり知られていないですよね。好きなハーブを広めようと思ったのと、“何だろう?”と興味を持って頂けるような名前にしました。「タラゴン」だけだと怪獣のように思われそうなので、挿し木で増やしていくものなので「タラゴンの挿し木」にしました。たまに植物好きの方もブログに間違えていらっしゃるようです…(笑)。


〔イ〕  ありがとうございます。お母様が良くハーブを使っていたというのは?


〔タ〕  祖父が昔から海外へ行く機会が多く、家で料理もする人で、ハーブも使っていたんです。昔からちょっとハイカラな生活をしていたお爺ちゃまの影響で母も料理に使っていました。 うちは食べ歩きが好きな家で、レストランで食べた同じ味を真似たりしていました。
父も料理好きで、休みの日は旬のお魚を買ってブイヤベースを作ったり、塩辛を作ったり。両親共に料理が上手で、私も手伝ってはいたんですけれども結婚前は、一から料理を作ったことが無かったんですよ!


〔イ〕  ご両親が料理上手だと、そうですよね。


〔タ〕  結婚した主人のお義母様が懐石料理から何でも作れる方で、うちは家庭料理のおもてなしだったんですけど、こちらはプロでしたね。
出汁の取り方など鍛えられました。今では、こうして料理を作っているのを一番喜んで下さっているんじゃないかと思います。


〔イ〕  もともとの、ブログをはじめたきっかけは?


〔タ〕  2006年の12月にはじめたのですけれども、子どもが2004年に生まれて、それまでは全然料理が出来なくてはじめはデザイナーとして会社員の日々のことや好きな食べ歩きのブログを書いていたんです。 二人目を生んでから、家で仕事をするようになって、ホームパーティをした時に友達に「あれってどうやって作るの?」と聞かれたことをメモ書き程度に書き留めたり。 そんな風な使い方をしていました。料理のブログになったのは2、3年たってからですね。


〔イ〕  料理のブログをやろうと思ったわけではなかったんですね。ブログで料理のことを書くようになって変わったことはございますか?


〔タ〕  家呑みを良くするので、やったことの詳細を書いておくとチェックして次は料理を被らないようにできるとか、もちろん料理も上達しましたね。それに日々のことやそこに書き留めないと忘れちゃうような、家族の話とか子どもの成長記録にもなっているような気がします。



〔イ〕  来週発売する「タラゴンさんちの大満足ごはん200」のご出版もブログをしてないと、なかった変化ですよね。


〔タ〕  今は比重的には料理のお仕事もいっぱい頂くのですが、デザインの本にも出てみたいと思っていたのでそう考えると不思議ですね。


〔イ〕  ブログを書く時にこだわっていることってございますか?


〔タ〕  見た目にこだわっていて、見た目がイマイチな写真は味が美味しくても載せないようにしています。グラタンとかでも崩すと写真がイマイチなのでそういう時はナシって(笑)。 こだわりじゃないんですけど、更新はマイペースでするようにしています。 A型なので…。以前は、ブログを更新しなきゃと思って、毎日更新出来ないとそれがストレスになっていたのですが、ブログ友達に「そんなに真面目にやらなくていいんじゃないの」って言われて、それからはレシピや料理以外のことでも自分が好きな時に、ゆる〜く載せるようになりました。 あまり長期間お休みすると読んで下さっている方々から「どうしたんですか〜」とか、家族からも連絡が来たりしますが…(笑)。


〔イ〕  ブログを長く続けるコツは皆さん、マイペースに更新していらっしゃることが多いようですね。


〔タ〕  ブログでいいなって思うところが、たとえば、特に子どもの事とか…“運動会の練習が嫌で、今、幼稚園に毎日行きたくないみたいで困っちゃう”とか書くと、家族から「大丈夫なの?」って電話が来たり。電話して言うほどの事ではないけれど、ブログでちょっと書いて気に留めて貰えたり、そういうのはいいなと思います。


〔イ〕  わざわざ言うと大げさになってしまうことでも、ブログを介することで自然に日常の連絡が出来たりするのがいいですね。ブログをアップする時に工夫しているところは?


〔タ〕  外食などはiPhoneのカメラで撮影したものですが、お家パーティやお料理は必ず一眼レフで撮っています。 美味しそうに見えるように、物でもキレイと思ったものだけを載せるようにしています。レシピはなるべく時短で15分以内くらいで出来るものに。だいたい3工程で終わって、簡単に。それからスパイスが好きなので、スパイス料理を。


〔イ〕  料理を作る時間は短い方が読者の方の反応がよかったりしますか?


〔タ〕  以前あるブログ連載で、副菜は5分、メインも10分、15分で、というのが、反応が良かったですね。みんな求めているのは、ごはんのスイッチを入れて炊き上がった時には料理が出来ていること、そういうのは工夫するようにしています。


ブログは“私自身の日常のカレンダー”と語るタラゴンさん。
「まめじゃないので日記は書けないけれど、ブログを読み返すとこんな事やっていたんだって、日常のたわいのない事を思い出します。季節の行事やこまごましたこと…この頃にアンチョビ漬けていたんだ、また漬けなきゃとか(笑)。 以前私の日記は興味がないんじゃないかなってレシピだけを書いていた頃に、何で日記は載せないんですか?って言われて、日記も楽しみにしてくれている方もいらしてびっくりしたんです。公開日記じゃないですけど…私にとってそんな距離感のものです。」


〔イ〕  では、最後に今後の夢を教えてください。


〔タ〕  レシピ本を出版したのは第1歩というか、デザインのお仕事と連動していけばいいかなと思います。いつも、なるようになれ、と思うんですけど…現状に満足出来ないので全然まだまだいけるだろ!(笑)と。自分の中で夢は叶えるものと思ってて、本を出した次の目標を叶えられたらいいなと思います。


ブログに子育てにお仕事に遊びに、と日常を楽しむタラゴンさん。料理本が出た後に今後、またタラゴンさんの夢が実現するのが楽しみです。タラゴンさんらしい発信を楽しみにしています! インタビュー後編は11月18日(金)更新予定です。どうぞお楽しみに!


タラゴンさんのおススメレシピ「牛ステーキのやわらかレモンマリネ」
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