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第20回目 勇気凛りんrecipe@chicago 勇気凛りんさん 後編
勇気凛りんrecipe@chicago 勇気凛りんさん  へ

Update:2009.09.04  text:Rumiko Igaki photo:Yukirinrin


〔インタビュアー(以下イ)〕 後編は、日常の暮らしやブログ以外のお話をお聞かせください。 シカゴと日本で、食生活の違いはありますか?! 生活スタイルは前編から 日本と少々異なる部分が見受けられましたが…。


〔勇気凛りんさん(以下ゆ)〕 はい。アメリカ人のご家庭は、週末の金曜日から日曜日の夜ごはんが早いんですよ。だいたい16時くらい…(笑)。


〔イ〕 まだ夕方ですね!(笑)お腹空かないのかな…?!


〔ゆ〕 “ミッドナイトスナック”と呼ばれる、お夜食を食べてるようです。DVDなどを観ながらピザなんかを食べるのが一般的みたいで…その食事のスタイルの違いにはビックリしましたね。


〔イ〕 夜食にピザは少々胃にヘビーですね…(笑)


〔ゆ〕 はい、我が家はそこは日本の食生活で普段通りの夜ごはん1回です(笑)。 アメリカの高校生は、金曜日の夜にごはんを食べてから遊びに出かけるんです。お友達と映画を観に行くのが金曜の夜の楽しみみたいですよ。 ちなみにうちの子どもは、普段は現地の学校に通っているのですが土曜日は 日本人学校があるので金曜日の夜は宿題の日で…(笑)。 どうしてアメリカの友達と遊べないの?! と、だいぶ不満のようです。
シカゴは遊びに行く場合は、友達の家に行くのも車じゃないと行けない距離なので、親が送迎をするんです。塾や習い事なども移動は車。 16歳で免許が取れるので、16歳になってすぐに免許を取る子がほとんどです。親からの自立が早いような気もします。


〔イ〕 なるほど! 車社会なのも、日本と違うところなのかもしれないですね。 では、日常はどのように過ごされていらっしゃいますか?


〔ゆ〕 普段は朝の5時に起きます。朝ごはんの準備などをして、 6時15分のスクールバスを見送ってから、主人の朝ごはんの支度。 8時に主人が出勤してから、メールとブログのコメントをチェックし、急ぎのものにだけ返信をしてから家事を済ませます。 それから、頭に浮かんでいる料理の試作や出来上がったものの撮影などをしながら、空いた時間にブログの記事を少しずつ書いては下書き保存をしておきます。ブログの更新に掛ける時間は、1時間程度でしょうか。 コメントは2時間くらい掛かる時も…。


〔イ〕 コメントが多い人気ブロガーさんは、コメントのお返事に時間を 掛けていらっしゃる方が多いようですね。


〔ゆ〕 午後は、だいたい子どもが14時くらいに帰ってくるので、それからは習いごとの送り迎え。その合間に買い物をします。夜ごはんは、家族バラバラにとることが多くなってしまいます。塾や習いごとがある日は、家に帰るのが21時や22時になるので、最近、娘たちは太るからと言って、行く前の早い時刻に…週末のアメリカ人家庭並に(笑)夕食をとることが多いですね。寝るのは、23時か24時頃です。


〔イ〕 学校や塾や習いごとと、送り迎えが日常の生活に入っているんですね。 シカゴで勇気凛りんさんが楽しんでいることやホッとひと息付く場所などは ございますか?!


〔ゆ〕 外食を楽しんでいます。アメリカは食べ物がおいしくないというイメージがあるかもしれませんが、そんなことないんですよ。おいしいレストランはたくさんありますし、何より、多国籍が集まった国なので、色々な国の本格的な味を楽しめます。例えばメキシコ料理は、日本の料理にちょっと通じるものがあるな〜と思い、自分の料理に取り入れたりしちゃいます。
ほかには、スポーツバーに行って、ビールを飲みながら、アメリカ人と一緒になって野球やフットボールの試合に一喜一憂するのも大好きです。 ホッと一息つけるのは、愛犬と一緒に行く散歩コースの大きな池のほとりにあるベンチに座る時♪ 釣り人や水鳥を眺めながら風に吹かれてる時ですかね。庭のデッキで、愛犬にブラシをかけるときも最高にリラックスできます。犬も私も。



〔イ〕 ではちょっと、話を変えて…。勇気凛りんさんのレシピは メインのおかずからデザートまでレパートリーが豊富ですが、 小さい頃からお料理を作るのはお好きだったんでしょうか?!


〔ゆ〕 小さい頃からお菓子を作るのが好きでした。TV番組を観て初めてクッキーを 作ったときは、うちで出来るんだ! と感動し毎日、毎日同じものを焼き、凄く大量になって…学校で配ったりしていました(笑)。 父と母が仕事で21時頃戻るので、高校生の頃は弟の分を入れて家族4人分の 夜ごはんを作っていました。 毎日、材料とレシピが一緒になって家に届く宅配セットを頼んでいたので、それを見て作りながら料理は覚えていきました。 それから、だんだん慣れてくるとレシピ通りに作るのが面倒になってきて…筑前煮の材料でシチューを作ったりしていました。


〔イ〕 毎日、基本の料理をレシピ通りに作るうちにアレンジを思いついたんですね。 勇気凛りんさんを一言で表現すると、“どんな人”でしょう?!


〔ゆ〕 一言で…難しいですね(笑)。何かに夢中になると、のめり込むタイプのようです(笑)。 ビーズでは、気が付いたらシカゴで教室を開くことになってしまいましたし、ジャズサイズというエクササイズでも、インストラクターにならないかと誘われるほど、のめりこんでいました。その頃は、腹筋が割れていたんですよ…!(笑)。 もう乗っていませんが、中型バイクにはまっていた頃は上から下までライダースの格好をして、色んなところに行っていました。


〔イ〕 凄いですね。ビーズとバイク…全然違うジャンルですが、はまったら追求していくうちにプロ並みになっていらっしゃるんですね。


〔ゆ〕 今は、料理とブログにはまっています(笑)。


〔イ〕 ブログはどんな存在ですか?


〔ゆ〕 ブログは日本との繋がりですね。シカゴに来られる日本人の方はだいたい、 2〜3年で日本に戻られてしまいます。やっと、お友達になれたって頃に戻られてしまうので、寂しい思いをしてます。そう思うと、文字だけでも日本の方と話が出来るブログの存在は大きいですね。ブログを始めた時に、レシピの本を出せたらいいな、 と思っていたので今では、始めた頃よりもっと大きな存在です。


〔イ〕 ブログを始めた頃の夢もひとつ、叶ったんですね! それでは最後に、今後の更なる夢をお聞かせください。


〔ゆ〕 いつかお菓子だけの本を出版できたらいいですね。”誰かのための贈りもの”のお菓子のレシピ本。私のお菓子レシピには、誰かのために考えたものが多いんです。お世話になった友人や、家族、その人の好きなものやその方をイメージして作っているのですが、それを1冊の本にできたら最高にうれしいです。


〔イ〕 贈りもののお菓子レシピの本、素敵ですね! 苺好きな○○さんへ、とかチョコレート好きな○○さんのために…とか。そんな風に紹介されていると特別感もあって作りたくなります! ぜひ、見てみたいです。


〔ゆ〕 はい。それから、日本に戻ったらケーキとお茶が出せる小さなカフェがやりたいです。


〔イ〕 いいですね♪ 今、自宅カフェとか流行ってますし、そんな感じなら気軽に始められますよね!


〔ゆ〕 自宅カフェ、いいですよね。次に日本に戻った時は色々リサーチしたいと思います♪


日常を楽しむ達人の勇気凛りんさん。今、夢中の料理とブログから今度は どんなお料理を発信していくか、どんな勇気凛りんさんが拝見できるか非常に楽しみです! 日本に戻ってきたらぜひ、おうちカフェも実現して、勇気凛りんさんのHappyなお菓子を食べさせてくださいね♪
次回は10月2日(金)アップ予定。「Quality of Life」のJUNAさんのご登場です!どうぞお楽しみに。



鯖と葱の味噌照り丼 柚子こしょう風味

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